休日のひととき
いつもの休日のこと
紅茶をポットで淹れて
レモンをひと切れ浮かべると
それは優雅なひとときの始まり
陽気なレントの曲から始まり
お菓子の妖精たちが踊る
窓の外では洗濯物干しが
メリーゴーランドのように揺れている
小さく拍子を取りながら
メトロノームみたいに
カタン カタン
カタン カタン
ときどき風がいたずらして
窓から挨拶するので
カーテンを開けて
窓を開け放ってみた
透明だと思っていた窓の向こうは
思いのほか風が気持ちよく
遠くの公園の木の辺りで
ひよどりさんが鳴いている
こんな休日の午後は
コートを羽織って
外をぶらぶらしようかと思う
なんか、気の向くままに