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作者: 橋 千有

 娘が泣いた。


 怖いと言って泣いた。


 でも、身代わりになってやることはできない。


 こんな親父でごめんな。


 その心の突っかえ棒を外してあげられるような、


 カッコいい言葉の一つも思い浮かばない。


 いつもと同じ、


 ただデカい声で、


 いつもと変わらない言葉をかける。


 言葉の力を信じる。


 頭の中では、


 百万遍でも熱い言葉が出てくると言うのに


 泣いた娘の心を、


 なだめてやれる言葉は浮かばない。


 ただ見てきた。


 その努力をする姿を。


 その結果に、


 一喜一憂する姿を。


 自信なんて砂の城だ。


 どんなに大きな城でも砂でできていれば簡単に崩れる。


 自信がないことを恐れるな。


 どんなに大きな自信だって、


 ほんの少しのきっかけで簡単に崩れ去る。


 努力の成果なんて目には見えない。


 その結果は、努力の成果なのか?


 結果を恐れて、努力の成果を見誤ってはいけない。


 間違いないことを言おう。


 結果がどうであれ、


 その努力は、


 既にお前の血であり、肉となっているのだ。


 それが、お前の、


 これからの人生のレールを走っていく原動力となるのだ。


 だから、泣くな娘よ。


 いっときの、心の揺らぎを、


 真に受けるな娘よ。


 明日はお前の、


 力を示す通過儀礼。


 思う存分に立ち向かってくるがいい。


 その怖さを、


 その不安を、


 その涙の一滴を、


 希望を実現させるための糧に変えてやるのだ。


 その先には、


 思い通りの未来が待っている。


最後までお読みいただきありがとうございました。


泣いてる娘を目の前にして「メソメソしたっってしょうがねえだろ」などと、どうでもいいような言葉しかかけられない、不器用で、役に立たない親父になってしまいました。


自己嫌悪に沈み、どん底に落ち込んでます。


言葉の力を信じる者が、一番言葉をうまく操れない。


言葉でうまく表せないなら、文字にすることでしか相手に伝えることはできないんじゃないか。


そんな思いで、一気に書きました。


全国の受験生!


明日は頑張れ!





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