冒険者になる4
今日は2話投稿。モチベーションにムラがあるのどうにかしたい…
今日は面接試験の日だ。昨日はドラゴン騒動で延期になってしまった。まあしょーがないか。
「レイ=ベルセリオンさん、どうぞ」
受付の人に言われて、事務室に入る。昨日入ったばっかりだからあまり緊張しない。相手も変わらないしね。
「やあ、ベルセリオン君。遠慮せず座ってくれ」
「遠慮せずって言っても、これ面接試験なんじゃ…」
「細かいところは気にするな」
「えっ(笑)」
思っていたよりも面白い人なのかもしれない。昨日はあんなことがあったから律儀になってただけなのかも。
「こんなことを言うのは君だけだ。私は君を信用しているからね。だから今日は、少し世間話をしようか」
面接試験とは…そんな感じで15分程が過ぎ、面接は終了。後は結果待ちとなった。結果は明日発表されるので見に来よう。
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次の日
「うーん」
俺は昨日初めて人間の作ったベットと部屋で寝たのだが…気持ちよすぎる。魔物の作った物は少しごわごわしていると言うか…物作りに関しては完全に人間に軍パイが上がる。
「行くか…」
え?なんで俺がこんなに憂鬱なのかって?そりゃあ、自分が受かってないと思ってるからだよ。みんな忘れてるかもしれないけど、俺筆記試験でやらかしてるんだよ。
ギルドに着くと、やっぱりガヤガヤしていた。合格で歓喜する者、不合格で悔しがる者など…
そんな中、俺は自分の受験番号を探す…点数が高い順番に並んでいるので、下から見ていく。しかし、俺の名前はなかった…
若干凹みながら帰ろうとすると、マーリンに話しかけられた。
「一緒に合格してよかったね!」
「え?俺は落ちて…」
「どこ見てるの。レイ君特待合格だよ」
「特待合格?」
「そんなのも知らずに受けてたの…。特待生合格っていうのは、通常Gランクからスタートなんだけど、特待合格だとFランクからスタートなの」
「そんなものが…,」
「ちゃんと試験詳細に書いてあったよ」
「………」
まあ何にせよよかった。これで晴れて冒険者になれたことだし、早速仕事に行きたいな…。
「ねえ、レイ君がよかったらなんだけど、またしたち2人でパーティ組まない?」
パーティというのは一緒に仕事をする仲間のこと。大体の人がパーティを組んで依頼に取り組む。
「喜んで。よろしくねマーリンさん」
「よろしく。レイ君」
早速仲間ができた。やっぱり人間になりきって生活した方が気軽に話せて楽だなぁ。四天王の頃といえば、へりくだってくるやつばっかりだったもんな。
「レイ君、早速だけどこれに行こ!」
「あ、うん。…え」
「どうしたの?これ嫌だった?」
「い、いや、そんなことはないけど…」
マーリンが持ってきたのは、魔物討伐の依頼だった。
短くてすみません。
さて、自分自身も魔物のレイは魔物討伐をするのでしょうか…
始まり方、終わり方がワンパターンなのをどうにかしたいなあ