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俺、魔王軍やめます  作者: 山葵醤油
4/7

冒険者になる3

1日に1本投稿なんて無理でした…

ゆっくりマイペースに書いていくことにしますw

「だいぶ人帰ってきたね」


「ああ。でも俺たちダントツで1番だったし実技は心配しなくて良さそうだね」


「そうね。これも全部レイ君のおかげだけど」


「いや、ほとんどマーリンさんがやってたじゃん…」


「これにて、実技の試験は終了だ」


あれ?まだ何ペアか帰ってきてないけど…


「イノセントさん、まだ帰ってきてない人たちがいるみたいですけど…」


「冒険者は基本自己責任だ。こちらから探したりはあまりしない。まあ、ここはそこまで強い魔物は出ないから大丈夫だろう」


「はあ…」


随分と大雑把だな…


ぞろぞろと帰ろうとすると、他の人たち、主に試験官のイノセントの顔に緊張が走った。


「全員その場を動くな」


そう言うイノセントが顔を向けている先にはアースドラゴンがいた。


まあ、俺は気づいてたけどね。


アースドラゴンは、人間からしたらかなりの脅威だ。


軍隊の隊1つ全員持ってきてやっとアースドラゴン1匹倒せるかどうか、といったところだろうか。


「イノセントさん、俺に任せてください」


「ば、馬鹿なことを言うな!冒険者にもなっていないお前が敵う相手じゃない」


「じゃあイノセントさん勝てるんですか?勝てるならいいですけど、それよりもギルドに戻って本部に知らせたほうがいいでしょう」


「そ、そうかもしれないが…」


「早く行って下さい!!」


「わ、分かった。増援を呼んでくるまで、どうか無事でいてくれ…みんな行くぞ!」


パニックになっているやつもいたが、無理矢理イノセントが引っ張っていった。


「さーて」


やっと序章で説明した異名について話すことができるな。


ざっともう一回説明すると、俺は龍皇帝と言われている。


その異名の由来は…


「失せろ」


「グルルゥ」


すぐに翼を開いて飛んで行った。


そう、俺の能力は、(龍の命令)というものだ。


ドラゴン系の魔物に対して発動し、自分の発言に絶対服従させるという、自分で言うのも何だが、かなり凶悪な能力。


「…また問題起こしちゃったかな…。まあ、被害が出るよりいいよね」


「ぉーい。大丈夫かぁ」


お、増援が来たようだ。軍の小隊1つ。


って、大丈夫かって…本当の人間だったらやばいだろ。


「あ、はい大丈夫です。なんか威嚇するだけしてさっき帰っちゃいました」


「は?」


隊長っぽい人はすごい、混乱している。


そりゃそうだ。ドラゴンがいると言う報告を受けたから来てみたら、子供がアースドラゴンは帰ったと言っている。


「報告には冒険者志望がアースドラゴンを止めようとしているとあったが…」


「俺は冒険者志望です」


「そ、そうなのか…。とにかく、無事でよかった。後日また詳しい話を聞くだろうから、その時はよろしく頼む」


と言って帰ってしまった。


俺もギルドに向かうか。ギルドに着くと、ザワザワしている。


まあ当然だろうな。試験中にアースドラゴンと遭遇し、受験者がアースドラゴンを引き止めているなんて前代未聞だろう。


「レ、レイ君!」


マーリンが俺に気づいて駆け寄ってくる。


「ぶ、無事だったの?!」


「うん。なんか威嚇するだけして帰っていったから、実際戦ったりはしてないんだ」


「そ、そうなの…」


「お取り込み中悪いが、レイ=ベルセリオン君。事務室へ来てくれ」


誰だこの人。あ、分かった。ここのギルドのマスターだ。


「とりあえず生還おめでとう。そして、ありがとう。君が勇気ある行動をしてくれたおかげで、街に被害が出なかった」


「いえ、反射的に引き止め役を買って出ただけなので…」


「これはお礼金だ」


そういって渡された金額は、実に金貨100枚。日本円でいうと大体1000万円くらい。


「こ、こんなに…」


「そのくらいのことを君はしたんだよ。…そういえば君は冒険者志望の子だったね。君ほど若い子が合格すれば活気が出る。自分でもうかるかもしれないとな」


「そういうものですか?」


「そういうものだ」


それからは少し世間話をして、受付へ戻った。お金の心配はしなくて良くなったけど、この騒動で面接試験は次の日になってしまった。せっかく暇つぶしできると思ったのになぁ。






今回は少し行間を開けてみました。こっちの方が見やすいですかね?

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