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たった三ヶ月の恋〜extraedition〜  作者: 布川幽楽
1/2

#0-1 石田さとりの過去

皆さんどうも!ぬのです。

今回はこの前完結致しました たった三ヶ月の恋

のextraedition 番外編として

二人の過去について書いて見ました。

ぜひまだ本編を読んでない方は読んでから

ぜひ読んでください!


石田さとり

この物語の主人公で心を読めるという少女

長い間他人から迫害を受けていた。


石田玲奈(いしだれいな)

石田さとりの妹でいつも姉さとりを支えた。

しかしさとりが中学二年生の時なくなってしまう


仁美

さとりの能力を他人にばらした張本人。


私は物心ついた時から他人の心を読むことが出来た。

そして人から恐れられていた。

そのきっかけは小学生の頃一番仲の良かった仁美に能力の事を話してしまったのが全ての始まりだった。

その頃私はその仁美に裏切られるとも知らずに…

その頃の私は人を疑うことをしなかった。

だから能力はあまり使わず生活していた。

しかし、ある日私たちは、喧嘩をしてしまった。

なぜ喧嘩をしたかは覚えていない。

しかし仁美が他のクラスメートを始め様々な人に

能力のことをバラしてしまったことは覚えている。

最初はみんな半信半疑だった。

しかし私の今までの行動から事実になり、

周りから避けられらようになった。

散々ないじめにあったりもした。

それは学校内だけではなく石を投げてくる人もいた。

「この街から出てけ!バケモノ」

この言葉は私が人間不信のようになったきっかけだ。

しかし私の心の支えとなったのは妹の玲奈だった。

玲奈も私のせいでいじめにあっていた。

そして私たちは段々と不登校になり、ずっと二人で過ごした。

両親は私達に「いじめなんてやり返せ」

と毎日のように言ってきたが、私たちはそれを無視し

両親も諦めて何も言わなくなった。

数年経ち、私は小学校を卒業し、私立の中学校に入学

1年後玲奈も同じ中学校に入学した。

今度は大丈夫だそう思い入学式に行った。

しかし隣には見たくもない存在。

仁美の姿があった。

仁美は「あの時はごめんまた仲良くしよ?」

と言ったが、私は無視をしてその場をやり過ごした。

運が悪いことに仁美以外にも同じ小学校だった奴らが

何人もいた。

情報不足だったのだ。

不登校だった私は近くの私立に入学した。

一人もいないなんて甘かった。

もちろん私をよく思わないあいつらはバラして

また同じことが繰り返された。

いじめのレベルも小学生だった頃が可愛いくらいに感じるくらい。

また私は不登校になった。

私の家は特に裕福でも無いふつうのサラリーマンの家

だった二人の娘を私立に行かせるだけでかなり家計がきつかったらしい。

親は私を何度も怒鳴りつけた。

しかしいつも玲奈は私のことを何度も庇ってくれた。

情けない姉だと何度も思った。

親は校長と相談をして私は保健室登校ということになった。

仁美達の処分は退学ではなく謹慎処分だった。


保健室登校になってどうにか学校に行けるようになった私はそこそこ平和に暮らしていた。

家では玲奈と楽しく暮らしていていい日々だった。


しかしその日常は、長くは続かなかった。

私が中学二年生の時玲奈が倒れ、入院を余儀なくされた。

私は学校が終わったら速攻で病院に向かい、

玲奈の元へお見舞いに行った。

いつも他愛もない話をして20時ごろに帰る。

そんな日常が始まった。








その翌年の春玲奈の容態が悪化した。

もうあの時のような玲奈の姿はなかった。

弱り果てる玲奈を見てることしかできなかった。



そして5月15日玲奈は死んでしまった。


私は実感が湧かなかった。

なぜならいつも他愛もない話をして笑いあっていた

妹がもういない。そんなこと信じられなかった。

もう私の心は砕け散った感覚があった。

いつも玲奈とよく遊んでいたものがある。

それが将棋。

私はもういっしょにやってくれる人がいなくなった。

私の心は沈む一方でそのまま中学を卒業した。

また違う私立高校に入学した。

もう能力の噂は回っていていじめられはしなかったものの、避けられいるのは確かだった。


そのまま一年を過ごした。

二年生になりまた同じ日々が続くと思った。

私が何をしたというんだ。

何も悪いことはしてない。

でも神様が与えた能力のせいで周りから迫害された。

私が何をしたというんだ。

そんなことを何度も思った。

自殺もなんども考えた。

でも怖かった。死にたくても死ななかった。


ある日図書室で一人将棋をしていたら

私の最愛の人物「佐藤実」と出会った。

そういえば実と出会った日と玲奈の命日は

5月15日同じ日だった。








最後まで読んでいただきありがとうございます。

どうでしたでしょうか?

是非感想をお願いします!


次回は実の過去をお話しします!


次回もお楽しみに!

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