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プロローグ

初めてなのでおかしなところあるかもしれませんm(_ _)m

キーンコーンカーンカーン


「祐一!帰ろっ!」


今日もいつものように幼馴染の内海 結衣が一緒に帰ろうと声をかけてくる。


「おまえなぁ学校で下の名前で呼ぶのはやめろって」


「なんでよぉ」


納得いかないようで結衣は頰を膨らませる


なんでって恥ずかしいんだよ…


内海結衣は学年で1番、いやひょっとしたらうちの高校で1

番可愛いかもしれない、黒い髪を後ろで結んでいるポニーテールの明るい奴だ。


そんな結衣が俺のことを下の名前で祐一と呼び、気さくに接しているといくら周りが俺たちは幼馴染同士と知っていても周囲の目が痛いのだ。


「まぁいいや、帰るか」


「うん!」


まぁ結衣とこうして一緒に帰っているだけで周りから見られるのは避けられないのだが…


俺は目立つのが好きではないためあまり見られるのは気分がいいとは言えない。


なら結衣と帰るのをやめればいいと思うだろうがそうはいかない。


昔、結衣が野犬に襲われていたのを助けたときに結衣と約束したのだ。


俺が一生守ってやると


そんな子供の頃の約束でも俺は簡単に破るつもりはない


まあ結衣はそんな昔のこと覚えてないだろうが…


「祐一どうかした?」


「いや、なんでもない」


「じゃあ帰ろうか!」


「そうだな」


学校を出て家に帰るまで歩いて15分ほどかかる。


帰ったらどうすっかなぁ。


俺も結衣も部活もバイトもやってないため時間がありあまっている


いつもならゲームでもやるんだがあいにくそんな気分でもない、結衣はいつもなにをしてるんだろうか?


「なぁ、結衣は帰ったらなにしてるんだ?」


「んー、私は家事とか友達と電話とかしてるよ」


家事と、電話か…


俺には両方無理だな、家事はできないし電話も相手がいな

い。


そんな話をしてると信号が見えてきた、この信号を渡ると家はすぐそこだ


(帰ってなにするか決めれなかったな、まあいいか)


信号が青に変わる、しかし渡ろうとすると信号を無視して突っ込んでくるトラックが来てる。


「っ!!?」


結衣は気づいてない、守らなければだが避けるのは間に合わない。


そう思うと結衣の体を抱きしめ、自分の体でガードする

これで少しでも衝撃が軽くなるといいのだが。


そう思いながら意識が遠のいていく…





「いちっ!ゆういち!」


名前を呼ばれる、結衣の声だ、無事だったのか?


「…ゆい」


「っ!よかった、大丈夫?」


体を起こす、不思議と痛みはない。


「どうなった?」


結衣に聞く


「それが…」


なぜはっきりと言わない? 理由はすぐにわかった。


「ここは…」


顔を上げると周りは全く知らない草原だったのだ。


文字通り何もない見渡す限りの草原だ


「ここはどこだ?」


「わからない…でも祐一が無事でよかったっ!」


結衣は涙を浮かべながら抱きついてくる。


胸が当たって恥ずかしいんだが…


「不思議なことに痛くもなんともない」


自分の体を確かめながら言う、荷物もないな…


「私もなんともないよ、祐一がかばってくれたんだよね…ありがとう」



「とっさのことで驚いたけどな」


責任を感じさせないために笑ってそういう。


「うん…ありがと」


「それにしてもここはどこだ?」


「わからない…日本じゃないよね?」


「そうだろうな」


死ぬ直前に異世界にでも転移したか?


「うーむ、ありえる」


「なにが??」


「あ、いや、異世界にでも来たのかなぁと」


「異世界!!」


結衣が目を輝かせる。


「…どうした?」


「だって異世界だよ!エルフとか、ドワーフとか、魔法とかがある世界だよ!」


「いや、そういうのがある世界とは限らないと思うぞ…」


「いや、いる!」


「そのこころは?」


「女の勘!!」


「さいですか…」


「これからきっと私たち魔王とか倒しに行くんだよ!」


「お、おう」


結衣のテンションの上がり方に若干ビビる。


「さて、これからどうするか…」


「こういう時はまず町に行こう!」


「町か…じゃおとりあえず情報を集めなきゃいけないし歩いてみるか」


「そうしよう!」


そんな感じで俺と結衣は町に向かうことになった。



感想、アドバイスなどなんでもお待ちしてます!

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