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序章
どこまでも続く長い道を宛もなく歩き続けた、もう何時間歩いただろうか周りには人影もなく家もないもうすぐ闇が訪れる進めば進む程引き返すのが困難になる。しかし、ひたすら歩き続けることによってどのような感覚になるのか知りたかった、その答えはすぐに空腹と疲れという感覚がその後に引き返したいという感覚が襲ってきた、特に空腹には耐え難い苦痛となって襲ってきた、歩き続けていたがついに足を止めることになった、闇の中、道の端に座って空腹と闘っていた、するとどこからか2メートル以上はゆうに越えているであろう大男が雷のような声で「おまえの今ある不快な感覚のうち1つだけ充たしてやる」と言い出した。空腹が耐え難い苦痛だった為、「空腹を満たしてくれ」と言った。
すると大男は「よかろう願いは届けられた」と言ったとたんに光が耀き大男は男の前から消えた。
男は不快だった感覚のうち空腹感がなくなっているのに気が付いた、男は疲労感を無くすためにひたすら眠りについた。
何時間寝ただろうか疲労感はなくなり引き返したいという感覚もなくなっていた、男はまた歩き続けた