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インターネットの闇世界  作者: 椎名 真琴
高等学校後期編
35/37

「私と彼。そして夏休み②(過去編)」

突然の悲劇が私たちを襲う。


私たちの目の前に1人の男子生徒が現れた。私はその生徒を見た瞬間、フラッシュバックで過呼吸になった。その生徒の名は「浅居 理人」高校の途中まで私をいじめてきた張本人だ。一体今更何の用だろうか。


タっちゃんは私の過呼吸を心配して、あることを聞いてきた。「浅居と何かあったのか?」という質問だった。私は呼吸を整え、タっちゃんにこれまで浅居にされたことをすべて話した。するとタっちゃんは目の色を変えて浅居を睨む。私は「過去に浅居と何かあったの?」タっちゃんに聞き返した。すると、「昔、アイツと喧嘩したことがあるんだ。口喧嘩とかじゃなくて、殴り合った。」それは、衝撃の事実だった。まさか浅居と接点があったなんて…全然知らなかった。


突然、浅居が口を開く。「なぁ、タケ。可愛い彼女連れて楽しそうだなぁ?」浅居の一言一言に私はとても緊張する。「実はその彼女…」と浅居が言いかけた瞬間、私の隣にタっちゃんは居なかった。そう。タっちゃんは浅居の前にいる。その右手は浅居の首にあった。「お前…それ以上口を開くなよ…お前のせいでまひるは心に傷を負ったんだ。」次のタっちゃんの一言から説教?筋の通った言葉が出る。「傷を負わせた人は自覚が無くてすぐに忘れるけど、傷を負った側は一生忘れないんだ。おそらくまひるはお前の顔を見る度に思い出して辛い思いをするぞ。お前、まひるのこと好きだったんだろ?」タっちゃんの問いかけに、浅居は…「好きだったのは過去の話だ。関係ない。」と言う。それを聞いてタっちゃんは「本当に好きだったなら何故傷つける?これ以上お前がまひるに関わったら傷が広がる。もう俺たちの前に出てこないでくれ。」そう言い残して、私たちはその場を去った。


その後は、浅居が後をつけてくる素振りもなく、無事に終わった。タっちゃんの言ったことはとても筋が通っていたなぁ と思いながら、「人間がこの世にいる以上はイジメはなくならない」という考えも出てきた。ちょうど、夏休みの現代文の宿題で、「イジメについて」の論文を書くものがあったので、この考えを入れることにした。


そして学校が始まり、論文発表会。



『イジメについて』3年1組 高山まひる

私は、イジメについて、決してあってはならないことだと思います。人の心を深く傷つけ、場合によっては人生設計を変え、また、人の命を絶たせる、とても危険なものです。私は実際、中学校の頃からイジメを受けていました。教室に入るや否や悪口を言われ、学級では1人だけ仲間外れにされたこともありました。入学してからはよかったのですが、日が進むにつれてだんだんと酷くなっていき、私は学校に行きたくないと思い始めるようになりました。


~中略~


こういう人たちは先生に怒られても全く懲りません。むしろ酷くなります。また、イジメられている側の人間の気持ちを分かろうともしません。このようなことから私は、”人間がこの世にいる以上イジメはなくならない”と思います。あくまでも更生する人間がいなければですが。また、この中にもし、イジメをしている人がいるならばすぐにやめてください。傷を負った人の心は一生傷ついたままです。しかし、イジメた側はすぐに忘れます。自分の普段の行動を今一度、見直してください。以上です。



私が発表した後は、大きな拍手が起きた。実体験をもとにした作文のため、とてもリアルに状況が書かれており、評価は良かった。コンテストに出品するための校内選考に合格し、学校が所在する市のコンテストにも出展された。また、そこでも市内選考にも合格し、県内選考まで登って行った。


そして…ついに県内選考合格発表会。上位3位までの作品が全国大会に出展される。

「これから、全校高等学校論文選手権大会、県内選考合格作品を発表します。第3位 〇〇高等学校 1年4組… 第2位…」まだ名前は出ない。県内選考は難しいかと思った次の瞬間。

「第1位 青光高等教育学校 3年1組 高山まひる」この瞬間私は、ほかの同姓同名の人ではないかと思ったけれど、青光高校にこの名前は私しかいない。全国大会だ。いきなり緊張してきた。


賞状を受け取り、学校に戻ると廊下でほかの生徒や先生たちが出迎えてくれた。ちょっとうれしかった。最初は実体験を入れようかどうしようか悩み、先生に相談したんだと思い出し、現代文の先生にお礼を言いに行った。恐らく先生が居なければ実体験を入れず、選考に合格しなかっただろう。


廊下には賞状のコピーが貼られ、教室にも賞状のコピーが貼られた。少々恥ずかしい気分になったが、すぐに慣れた。


翌日、新聞を見てみると、「青光高校、快挙!」の大きな見出しとともに私の写真が載っていた。底の部分をコピーし、切り抜いた。内容は、「青光高校初の県内選考1位!高山まひるさん!」とのことだった。県内では今頃、名前が知られているだろうなと思いながら1人ニヤニヤしてしまった。


次は全国選考だ~


                              Step28「私と彼。そして夏休み②(過去編)」


いつもの倍の原稿を書き、とても疲れました。これからもよろしくお願いします。

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