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インターネットの闇世界  作者: 椎名 真琴
高等学校中期編
15/37

「私は一度…」

今回は自殺未遂シーンがあります。読む際はご注意ください。







本当に味方に恵まれて良かった…!(ひど)い事件だと、教室内の生徒も、学校の先生も味方をしてくれない場合がある。そういう時は大抵、先生が気づいていないか、または見て見ぬふりをしている。


実を言うと私のいじめは去年から始まっている。もちろん、浅居から受けていた。その際私は、何度も先生に相談していたが、その先生は何にも対策をしてくれなかった。そこへ来て、「いじめられる側が悪い」など、意味不明な事を言っていた。私はそれを親にも相談すると、すぐに学校側に異議申立をして、その先生は解雇になり、学校側から謝罪を受け、浅居の親から謝罪と、賠償金を受け取った。ということがあった。私はその時、学校というものへの不信感、教師への不信感、対人恐怖症など、精神疾患も発症してしまった。


そしてその時私は一度…











私は一度、自殺をしようとした。もちろん、今生きているということは未遂に終わった。ということ。


ある日、いじめや精神疾患により耐え切れなくなり、学校の、誰も行かないような片隅で絞首自殺をしようと縄を天井から垂らし、輪の部分を首にかけようとしたその時…!

「おい!高山!正気か!?いったん戻れ!」


誰…?と一瞬思った。その声の主は、浅居 理人だった。おそらく、自分がいじめをしたせいで自殺しようとしたと思い、止めたのだろう。自分の身を守るために。自分がやったことが原因で死なれては浅居が怒られる。罪に問われるという理由だったのだろう。


実際は私が死のうと、あの男ににはどうでもいいのだと思う。本当に悪かったと思っていれば止めた後に謝るのが普通だと思う。あいつは普通じゃない。異常だ。


その後私は、学校の先生と警察に事情聴取を受け、精神科に通い、何とか治った。



という過去があったんです。という話を保健室の先生としていた。


ここの学校は警察官が常駐するようになり、いじめを抑止できるようになっているが…私のこのいじめは警察官の目の届かないところで起こった。というより、浅居がただの根性無しで、警察官や先生の目の届く所では一切いじめはしない、雑魚(ザコ)だという証拠でもあった。


今回は、四条が犠牲になる という証拠があったため、先生も捜査しやすくなったのもある。今の学校は去年とは違う。いじめに対してとても強く指導するようになった。前のように見て見ぬふりをするバカな先生もいない。安心して生活できる…ような気がする。



            次回。第1章【高等学校中期編】完結!



次々回より 第2章【高等学校後期編】開始!!


                                 Step12「私は一度…」

ついに第1章が終わろうとしています!これからも頑張りますのでよろしくお願いします!!

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