魔物との対面──
~ルビー視点~
カレン「(-"-#)」
さっきからカレンちゃんの方から殺気が…
炎斗や日向も必要以上に話し掛けないし…
ガーネットは今にも泣きそうだし…
紅蓮は完全に┐('~`;)┌状態ね…
この先…一体何があるの…
カレン「…。」
どうして___が此処に居るんだ…
確かに数年前――
カレン『_____? どこいくの?』
『ごめん…しばらくの間、私会えないの…』
カレン『えー そんなのやだー』
『大丈夫だ、いつかまた会える。約束だ。』
カレン『やくそく?』
『ああ、約束だ。』
約束だ――
ルビー「…カレンちゃーん?」
カレン「!」
びっくりした…いきなり声をかけるから…
カレン「…なんですか、先輩。」
ルビー「あれ…」
先輩が指差した方向を見ると…そこにいたのは、樹の上に立っている――
紛れもない、___だ…
「お、やっと来たか…待ちくたびれたぞ?」
やっぱり…既に私達が来ることは気付いていたか…
ルビー「あの人が今回の…?」
ガーネット「なんか…ただの人のようにしか見えないけど…?」
炎斗「気を抜くな、日向。」
日向「分かってるって。」
「えーっと…? お、いたいた。 よっ、久しぶりだな火蓮♪」
ワザとらしい…最初から気づいてたくせに…
カレン「…一体こんなところで何をしているんだ…?」
ガーネット「知り合いですか?」
紅蓮『知り合いも何も…あいつは“文月 花林”。――カレンの姉だよ。』
ルビー「カレンちゃんの…お姉さん…」
ガーネット「ハッキリ言って…似てないですね。」
ズコッ
ガーネット「あれ? 皆どうしたの?」
日向「アンタね…」
炎斗「お前な…」
紅蓮『このタイミングで言うことか…?』
えー…只今、ガーネット以外全員コケました…姉さん思わず樹から落ちちゃったよ…
花林「は、はは…よく言われる…」
カレン「…よく無傷でいられたな…姉さん。」
花林「当然だ、これでも一応修行した方だ。」
と、ドヤ顔(?)でいった。余計腹立つ。
カレン「…何でこんな所に居るんだ、さっさと帰ってほしいんだが…?」
花林「あー…いやー色々事情があってなー」
再会した喜び<依頼遂行
カレン「問答無用だ、行くぞ紅蓮。」
紅蓮『え』
花林「人の話最後まで聞けよー(´Д`) まあいいや、久々に手合わせしてやる。」
どこからか長刀を取り出す。
花林「全員まとめて相手してやる。さあ――
――本気で掛かって来い、特に…火蓮。」
目が本気…つまり、全員でなければ倒せない。
ということを意味する――
カレン「先輩、ガーネット、日向、炎斗。こっちも本気で行くぞ。」
炎斗「フン…」
日向「ハイハイ…」
ガーネット「はい!」
ルビー「OK! Combat ready…
――Ready go!」