本来の目的
「何を…しているの…?」
カレン「あ…イヤその…」
花林「おいおい…いきなり大量の水かけるとかないだろ…」
ガーネット「誰ですかあの人? なんかカレンさんと似てますが…」
カレン「私のもう一人の姉さんだよ…『文月 水憐』。」
ちなみに、怒らせると姉さんより怖い。
水憐「妹相手に本気出す姉がどこにいるのよ、大人げない…」
花林「いやー久々に会ったもんだからつい。」
炎斗「人に水かけるのもどうかと思うが。」
ブレイ「俺からすれば、どっちもどっちかな…」
なんじゃそりゃ、ほのぼのし過ぎだろ
日向「花林、水憐、火蓮…似たような名前の集まりね。」
何故このタイミングで言うかな、その疑問
てか着物着替えさせてくれ、ほんともう風邪引きそうなんで
水憐「…で、勢いで思わず水かけちゃったけど、どうしようか…」
紅蓮『勢いでやったのかよ。』
水憐姉さん…後の事もう少し考えてからやってよ…
ルビー「…あ、カレンちゃんのユニフォーム作ってもらったの持ってきたんだった。」
もうすこし早めに言ってください。こんな山奥で着替える場所がどこにあるんだ。
ルビー「ブレイ、あれ持ってる?」
あれ、とは一体何だ。
ブレイ「あれ?…ああ、持ってるよ。はい。」
ブレイが取りだしたのは…大きい布?
ルビー「いっきまーす。」
カレン「?」
何故私の前に持ってくる。
ルビー「1、2の…3!」
いやいやいやそんなことで…
はっ!?
紅蓮『お前案外そういうのできるんだな。』
ルビー「まあねー♪」
カレン「あ、あの先輩? 私の着もn「(花林)私が預かってる。」何で持ってるんだ。」
…それにしても、意外と動きやすいなこの服装。
水憐「よくサイズわかったわね。」
紅蓮『確かに…特に身体検査(?)みたいなことはしてなかったしな。』
ガーネット「そういえば私達もそうだよね、お姉ちゃん。」
そういわれると気になる。
ルビー「ああ、それね。アニーとディン、見ただけでサイズわかるらしいよ。」
ブレイ「そういえばつくってるの二人だったねー。」
花林「ほう、それはいいな♪」
紅蓮『それはある意味恐ろしいんじゃないのか…?』
なんだこの、のほほんとした会話は。
炎斗「…はぁー…」
日向「…どーでもいいんですけどー」
突然、炎斗が大げさにため息をつき、日向が口火を切った。その瞬間全員が二人を見る。
ていうか物凄い呆れた顔してるな。
日向「…アンタ達、一体何の目的でここまで来たのよ…?」
片目閉じれるのか、羨ましいなー。
炎斗「俺達は遊びにきたんじゃなくて…『仕事』、で来たんだろ。し・ご・と。」
やたらと強調するな、『仕事』。
姉二人「「私事?」」
火豪院「「仕事です(怒)」」
天然ボケするなよ、明らかに素だな…後で謝ろうかな
ブレイ「…(忘れてた…って顔してる)」
ガーネット「…(視線を横に反らす)」
ルビー「…ぁ」
…いま“あ”って聞こえたのは気のせいかなー…うん、気のせいだ。
紅蓮『おい今明らかに“あ”って言っただろ、お前絶対忘れてただろ。』
やめてあげてろよー…紅蓮…あーほら先輩もすごい顔してるー…
水憐「…で、結局何しに来たの?」
ルビー「えーっとー…あ、あった。」
何故依頼書を今持ってる
花林「んー? …ああ、そのことか…どうする?」
水憐「良いんじゃないの? ていうか、私に聞かないでよ。」
しばらく二人で何かを話していたが、何故か奥に案内される。
どこに連れてくんだろーなー




