表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/27

第六話 柚葉視点


「心因性の記憶障害だと思います。」


 柚葉との会話を終えた院長がこう言った。つまり記憶障害の原因はストレスや精神的ダメージによるものだということになる。


 頭を怪我した後遺症ではないことに両親は安堵した。


 代わりに、入院中に心理療法士のカウンセリングが週一回のペースで加わった。


 院長が病室を去り柚葉と両親の3人だけになった。


 両親がお互いに何から話せば良いかと模索する。柚葉が待ってるとお父さんから話を切り出した。


 1番目はスマホのことだった。


 柚葉のスマホは事故の衝突でひしゃげてしまい、もう使えない状態だった。お父さんが新しいスマホに変えようと提案したが、柚葉は使わないことを理由に解約を願い出た。


 2番目は受験のことだった。


 結果的にいえば柚葉は藤の宮高校を受験できなくなったのだ。


 願書の提出が間に合わなかったことと、入試日が柚葉の足の手術日に重なった。これには柚葉も落ち込まずにはいられなかった。

 

 両親は心配して他にも高校はあるからと言ってくれたけど、今までの努力が無駄になってしまったと柚葉は涙を溢した。


 それからというもの、柚葉は焦燥感に駆られひたすら学校から出された特別課題や勉強をこなしていった。

 

今、私に出来るのはこれしかないから。





 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ