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外道:落ち着き

僕:「どうしたん?」

リョウ:「待ってた。全然連絡くれなかったね。」

僕:「忙しくてね」

リョウ:「他の女?」

僕:「関係ないでしょ」

リョウ:「赤ちゃんもういない。流産した」

僕:「ならまたいつも通り使ってもらえるね。頑張って。」

リョウ:「それだけ?職場に色々やっている事がバレてもういれないし、それから偽彼氏にも本当のこと言った。もう耐えられない」

僕:「そっか。それはいいから俺仕事する。いつも通りずっと奉仕してて」

リョウ:「死にたいよ。私は何?」

僕:「ペットだよ。早くして」


それでも従順に奉仕するリョウは終わってるなと思っていた。

なんの気持ちの変化もなく、いつも通り使ってボコボコにしてその日は別の女の家に帰宅した。

そこからリョウからの連絡は全然無くなり、家に行っても引越した後だった。


連絡する手段はあるが、面倒だったのでここで終わらせるでいいかなと思い特に何しなかった。

こんなにも従順なただのペットだった人間が自分で考えて何かを行動するという事は凄い意外だったのと新しい学びだった。

妊娠は女性を変えると言うのは本当なのかなとか、どうでも良い事を考えながらリョウとの関係は終わった。


なんか面倒な事が終わって、落ち着きを取り戻した。


そして、結婚生活は変わらぬ毎日でお互いは特に意識する事なくただ毎日が過ぎるだけ。

ずっと心の中ではレイの事を想っていて、こんな自分を今のレイが見たらどう思うのかなと想像してゾッとした。


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