外道:父と娘
実際に動画をお父さんに送った。
直接会うよりテキストでのやり取りの方が僕も確認できて面白かったので、家に帰らずテキストでのやり取りを続けていた。
お父さん:「なんでこんなもの送ってきたんだ?」
リョウ:「今の私を見て欲しくて、薬とかはやっていないよ」
お父さん:「そこも怪しいけど、こんな事をさせる彼とは別れた方が良い」
リョウ:「それはできない」
お父さん:「とにかく家に帰ってきなさい。ちゃんと話そう」
リョウ:「それもできない。どこかホテルで待ち合わせして、私としてくれない?」
お父さん:「そんなこと出来る訳ないだろ!」
リョウ:「お母さんには言わないし、秘密にする。彼の命令でやらないとまた身体中に傷が増えちゃう」
お父さん:「できない」
リョウ:「お願いだから。私を助けて」
お父さん:「できない。色々少し考えさせてくれ」
リョウ:「わかった」
ここら辺のやり取りは全て僕がしており、リョウは最初はこんな事やめてほしいというような意図で泣き喚いていたが、最終的には身体痛めつけて俺の為という事を伝えていったら、納得していた。
リョウは一人になっていく自分に絶望していたが、僕だけを愛するという事がどんどん出来るようになっている感覚に陥っているので、扱うのは楽だったし、本当に僕の為になんでもする奴隷になっていた。
何日か経った後にお父さんから連絡が来た。