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新生活:真面目
ユウナは広告関係の仕事をしている3歳年下の子でいつも明るかったけど、芯が強く凛としている女性だった。
僕自身の過去を話したらすぐ終わりそうだったので、話すことはしなかった。
関係は本当に健全で色んなところにデートに行き思い出を増やしていった。
僕自身はそのようなデートは面倒だなと思っていて、ホテルとか家でのデートが楽だった。
身体が目当てで基本的にそこ以外にはあまり魅力には感じておらず、興味もなかった。
それでも関係を保つためにはデートも必要だったので、イヤイヤデートには付き合っているという感じだった。
ユウナ:「私と付き合ってて楽しい?」
僕:「もちろん。 どうして?」
ユウナ:「なんか身体にしか興味ないみたいで」
僕:「ごめん。好きだとどうしてもそこが優先になっちゃって、魅力的って事だから。」
テキトーな嘘をついた。
納得してくれていなかったようには思うが、その場はそれで終わった。
これからの関係をどうしようとか、このままで良いのかなと思いながら1年くらい関係が続いていた。