異空間:嫌悪と愛情
元々自律して凛とした女性という感じだったが、そんな姿を見せた事でユキ自身も今までの自分とは違う一面に気付き、それが快感に感じているように思えた。
普段はいつも通りでもエッチする時は全てのプレイを受け入れ、ただ従順な女の子で痛い思いや恥ずかしい事をさせられるのが好きという性癖が身についていた。
お尻は叩かれすぎて座れないほどに常になっていて毎回その報告の連絡が来るほどだったが、
それが面白くてどこをどんな風に痛めつけたり恥ずかしい思いをさせようか、考える事で毎日楽しんでいた。
乳首や局部にピアスをあけたり、タッカーリボンでおしゃれをさせたり、模様のごとくアザだらけにしたりとユキの身体はただの遊び道具になっていた。
どうせ今だけの関係だと思っていたので、避妊などもなく子供が出来たとしてもどうでも良かった。
それに女の子はピル飲むものだと思っていたので、飲まないなら自己責任くらいに思っていた。
それも一つのプレイと思える程ユキも僕自身も性生活にハマっていた。
それでも段々と別れが近づいてきて、ユキと何か残るものを残したいなという話をしていた。
僕:「タトゥーいれよ」
ユキ:「それはちょっと。。。」
僕:「なんかダメな理由があるの?ユキにできないことがあるの?」
ユキ:「そうゆうのずるい。乳首とか耳とか色んな所にピアス空けたよ? もう身体他の人に見せられないよ。」
僕:「じゃあどこに入れる?」
ユキ:「聞いてないね。小さいのが良い」
僕:「耳の後ろに小さいのと、内腿に少し大きなものを入れよう」
ユキ:「家族にバレたら、殺されるよ。デザインとかは勝手に決めないで、一緒に決めさせてね」
僕:「よし決まり」
タトゥーは何週間もかかるが、少しずつ出来上がっていくのが楽しみではあった。
ただ、あと1週間で帰国というところで、ユキから話があるという連絡をもらった。