表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/72

夢の中:結末

家のまえでずっと待っていた。

自分自身仕事があったので、出勤前の30分と退勤後の3時間くらい駅前で待っていた。

何日続けていたかわからなかったが、それでも運よくまた改札を出たところで見つけることができた。


僕:「話したいんだけど」

レイ:「…」

僕:「今日で最後にするから」

レイ:「なに?」

僕:「どこか座ろう」

レイ:「もう本当に話すことはない、私の中の決心は絶対変わらないという自信があるから拒否してる」

僕:「それでも今まで乗り越えてまた付き合っていたと思うから、これが最後だと思えない」

レイ:「そう思っているのはあなただけ、私がどんどん冷めているのは分かってたでしょ?情で一緒にいただけ」

僕:「あんなにずっと好きでいて入れたのに急にそうなったの?」

レイ:「急じゃないってば」

僕:「信じられないな」

レイ:「昔の都合の良い私が存在しているのは、あなたの夢の中だけだよ。もう現実にそんな人はいない」

僕:「連絡も会うことももうできないの?」

レイ:「さよなら。次待ってたら警察に連絡するから」


本当にあの頃のレイはどこにいるのかと疑うほど、冷たく僕に向ける感情は本当にないんだなと感じた。


そこからはひどいもので、夜も寝れず寝ても1時間くらいで起きて連絡が来てないかなと確認していたり、仕事に関しても全然気持ちが入らず8時間がただ過ぎるのを待っていた。


そんな生活を3ヶ月くらい過ごしたが、レイの事は全く忘れられずずっと辛い日々を過ごし、流石にこのままではまずいと思い、何か気が紛れる事や忘れられることはないかと探していた。


色々調べていく中で留学が良いと思った。

レイの事を忘れるまでは戻ってこないという覚悟をして行く事を決め、会社を辞め最短で準備などは終わらせた。


きっともう戻ってこないのかなという事を思いながら、アメリカに留学した。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ