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夢の中:復縁

エミにはすごく悪いと思ったがまた連絡するのを止めた。

ここで連絡を取らなくなるとエミがどうなるかもわかっていたが、今はエミよりレイが大切だと思った。


毎日レイの家の最寄駅で待ち何時に帰ってくるかわからなかったけど、

可能な限りずっと待っていて6時間近く待った日もあった。


毎日手紙を書いて、2人の思い出のアルバムを作成して会えた時に一方的に渡した。

そんないろんな事を考えて努力が実ったのかレイから少し連絡が返ってくるようになり、

会う約束をしてそこで誠心誠意謝罪をして次はないという事で許してもらった。


また、いつもの日々が続いていたと思った。

しかし、レイは昔のレイではない気がしていた。

連絡も遅くなり会う約束も直前で他の約束を優先したりと今までからすると考えられないような事が多く、

好きな気持ちがそんなにないような気がしていて長い年月の情だけで一緒にいるように感じて

虚しい気持ちで覆われた。


大きな問題もなく日々は過ぎてレイはCAになりシフトも不定期で会う時間が物理的に少なくなっていた。

レイの仕事が忙しいのは知っていたが、何度も「会いたい」と「連絡が欲しい」と迫ってしまう自分が嫌になったが我慢が出来なくなると会いに行ってしまっていた。


自分の気持ちが相手の気持ちを上回っており、それがこんなにシンドイ事なのかと、

初めてレイがずっとこの感情でいたのかと思うと申し訳ない気持ちになった。


どこかに出かける時も連絡する時も基本的には僕の方が気を使うような関係になっていて何度も


「別れた方が幸せになれる気がするな」

「未来はないな」


というような事を考えていた。


それでも離れることができなかったのは好きという気持ちが明確になり、

何よりこの感情が判断を鈍らせていた。

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