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出会い:エミとの馴れ初め
意外な回答だった。
それで彼氏になれるなら楽だなと思った僕はバイトの帰りに毎回迎えにいき、急行4駅そこから歩いて15分の道のりを毎回送っていった。
「本気なんだ。もう別れてるから大切にしてくれるなら付き合う」
そんな言葉をもらったのは2ヶ月くらいが経ってからだった。
大学生の性欲など抑えられるはずもなく、バイト先、実家、公園考えられる全ての場所で愛し合い2人だけの世界で生きているようだった。その頃バイト先には内緒で付き合った。
エミは愛嬌も良く、バイト先では人気だった。仲が良かった僕は周りから近況など聞かれて、大体テキトーな回答をしていた。
「彼氏いないと思いますよ。今ならいけると思います。」
それを鵜呑みにして、アプローチした人が多くエミから相談を受ける事があり、優越感に浸っていた。
「…もう。私で遊ばないで」
何度この言葉を言われただろう。
そんな中、
エミと付き合って1ヶ月くらいが経った頃、レイと深夜に会う事が増えていた。