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ドン底:決断前
僕:「2人ともありがとう。こんなことになってしまって本当にごめん」
僕はこの時点でもまだどちらと一緒にいたいか決まっていなかった。
それでも自分が選ばれると思っている二人を前にするのは凄く辛かった。
それでもどちらかに決めないとどちらも失ってしまう。
自己中な考えなのはわかっているし、2人の事を考えるとここでどちらも解放してあげるのが良いと思うけど、そこでも自分を優先してしまうのであった。
僕:「正直どうしたら良いのかわからない。それに僕が決めて良いのかもわからない」
レイ:「私はカイに決めてもらって良いと思っている」
エミ:「私もいいよ」
決めてもらった方が楽だったが、やはり自分で決める展開になった。
僕:「うーん。俺はこれからも一緒にいたい。」
エミ:「...どっちと?」
そこで自分でも意外な人を選択するのであった。