ドン底:レイとの会話
レイは入ってきて早々思いっきり抱きついてきて、そしてその後思いっきりビンタをされた。
レイ:「もうぐちゃぐちゃだよ」
僕:「本当だね」
レイ:「私達2人の世界でずっと愛し合っていけると思ってた。どんな壁も乗り越えられるはずだった、ただこれだけは難しいよ」
僕:「女性関係だけは嫌だって言ってたもんね」
レイ:「わかっててなんでしたの?」
僕:「レイといる事は本当に幸せだけど、自分がわからなくなった。他の人と関係を持つ事でレイへの愛情を確かめてた」
レイ:「一番嫌な事したんだね。しかも親友と」
僕:「本当にごめん。それでもレイとはこれからも一緒に居たいと思ってる」
レイ:「本当?」
僕:「うん」
レイ:「エミはどうするの?」
僕:「わからない、でもちゃんと終わらせないといけないと思ってる」
レイ:「終わらせて今後私だけって約束してくれるなら私はまだカイと一緒に居れる気がする」
僕:「本当?」
レイ:「うん。今も愛している事は変わりない。それでも違和感とか疑う気持ちは今後も残り続けると思う。それでも良いならって感じかな」
僕:「全然良いよ」
レイ:「とりあえず、3人で話さないとね。エミ呼んでくる」
レイとの会話は意外にもすんなり終わった。
もっと叱責や気持ちの不安定さが見えるのかなと思ったけど、そこが無くて残念な気持ちと安堵の気持ちが入り混じっていた。
エミとレイと僕の3人の会話に戻る。