ドン底:エミとの会話
エミ:「どうしてこうなっちゃったんだろうね?」
僕;「ごめん」
エミ:「実は怒ってはいないの、もしかしたらって思ってた事なんだ。前々から怪しいなと思う部分はあったから。それでも信じたかった。相手が知らない人だったらよかった」
僕;「本当にごめん。もう終わりだよね?」
エミ:「うん。レイと来る前にそこは2人で約束してきたんだ。それにもう上手くいかないと思う」
僕;「そうだよね。でもエミが大好きだよ。これからも一緒にいて欲しい」
エミ:「レイにはなんて言うの?」
僕;「ちゃんと終わらせる事ができると思う」
エミ:「もし仮にまだ私達に続きがあるとしたら、レイと終わらせてからだね」
僕;「わかった」
エミ:「正直まだ気持ちは残ってる。それでも許せるかわからない。もし本当に続けたいと思っているならカイの行動次第だと思う」
僕;「それもわかってる。本当にごめん」
エミ:「本当になんて事してくれたのよ」
僕;「ごめんね、レイとも話さないといけないから呼んでもらっていい?」
エミ:「わかった」
常に涙目でそれを堪えながら必死に会話をしようとする姿が可愛い。
いつもはもっとフワッとした雰囲気なのにこんな時はちゃんとしているんだなって新しいエミを見た気がした。
エミが外に出て、レイが入ってきた。




