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出会い:エミとの馴れ初め

 僕の名前はカイ。僕がレイと出会ったのは、20歳の春。バイト先のレストランで2歳年下のその子は人生初めてのバイトをこのレストランで始めた。


 レイは、誰が見ても美人で天真爛漫な女の子。ずっと女子校で大学から共学になったので男性経験はほとんどなく、男性がどちらかというと苦手な人だった。


 僕とレイはシフトで被ることが多く、仲良くなるのに時間は掛からなかった。当初僕はレイの事を女友達の一人としてしか見ていなかった。むしろ、同じレストランで働くレイと同い年で仲良くしていたエミという女の子の事が気になっていた。


 エミは、ミスコンに出るような可愛いらしい女の子。誰にでも壁を作らず気取らない性格ですごく人気があった。


 エミもレイとほぼ同じタイミングでバイトを始め、始めた頃はまだ彼氏がいたがあまりうまくいっていないようだった。


「彼氏いる?その彼氏の代わりになるにはどうしたらいい?」


 ほぼ初対面でそんな事を聞いた僕はかなり調子に乗っていた。過去にもこの質問を何度かした事があるが、ちゃんと回答が返ってきた事はなく、ほとんどははぐらかされるだけだったがエミは違った。


「今日から3ヶ月バイトの帰り毎回家の前まで送ってくれたら考えます」

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― 新着の感想 ―
[一言] ヤラカスチャチャチャな夢想伝。(• ▽ •;)(岩緩、自業地獄な蛸足パイセンな訳でして。)
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