3 狐
今回は中学二年生ぐらいのイメージ
の人質にされてた狐少女の視点だよ
【狐少女視点】
今日は怖い目にあった。
けど、同時にいいこともあった。
それは、突然起こった。
いつものように
朝、水を汲みに行った帰り
他の人達も、畑などで早朝から起きて仕事をしていた。
突然、森の方から【黒光り族】の盗賊が表れた。
たしか、団名は【G盗賊】だったと思う。
あ、それより速く逃げないと!!
町のみんな必死に逃げてる
必死に私も逃げて逃げる
「ハァ・・・ハァハァ・・・・ハァ・・・・・」
だけど、何も訓練などしてない子供が逃げれるはずもなく
「待てや!コラぁ!!」
私も意とも容易く捕まる。
そしてみんなが捕まり広場に集められ、G盗賊の男達に捕まれ犯される寸前に私を犯そうとしていた。
黒光り族の男が急に地面に崩れる。
よく見たら、脚が捻りきられたように、抉られもげていた。
そして、急に這えてきた
黒い触手のような物が男の脚の神経を抉り。
男の脚は下から黒い小さな粉のような斑点がズワワァと体の全体に広がっていく。
―ギャアァァァァ―
男は痛みにより、激しい叫びをあげ
そのまま白目を剥いて静かになる。
恐らく死んでしまったのだろう。
そして広場の奥の方から【G盗賊】の中で最も団長らしい格好をした人が怒鳴り散らす。
するとどこからか黒いローブを着た、男の人が現れ冷淡に盗賊の団長に言葉を放つ。
そこからは圧倒だった。
男の人は【G盗賊】の団員達を即座に倒す。
だが、盗賊の団長が諦めきれなかったのか、私を人質にとり。
私の首筋に刃物を当てて男の人を脅すしている。
そこからの現象は何があったのかわからなかった。
理解できなかった。
それはもう既に理解できる余興範囲いを軽く超えてしまっていたのだから。
その現象は、盗賊の長の腕のなかに捕まり、怯えてた私がいつのまにか視界に盗賊の団長を納めていたのであった。
私は盗賊と対面していた男の人の方に体があったのだ。
つまり、体の位置がいつのまにか移動していたのである。
私は体の力が抜けて座り込んでしまう。
そして、男の人は既に行動していて、盗賊の長が驚きの声をあげる前に口の何めがけて刀を刺していた。