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B 【 大上家シリーズ】おおかみはかぐや姫を食べた  作者: 邑 紫貴
感謝短編

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88/90

【被らない】①パスワード設定の限定公開だったもの

編集作業に頭が追いつかず(遠い目)

時系列は適当です!!

かき集めたのを少し仕分けした程度。

まだ、編集の困難な作品がある為、これで許してください!!


【かまってほしいの……高校生編】視点:美彩


最近、遠矢が仕事で忙しい……

「ね、遠矢……」

「ごめん、美彩……しばらく、お昼は一緒に食べられない。」

「……いいよ、別に……お弁当さえ食べれたら。」

「うん、食べて……俺だと思って……」

メンドウだな……いちいち、この色気。いつ底を突くのかな?

本当に、毎日……お弁当が届く。……が。

「ね、俺にも頂戴!!」

このウザイ男は何?

「……邪魔ぁ~~」

食べながら、椅子に座ったまま……足を延ばして男の足を、押し退ける。

「お行儀が悪い。ふぅ……遠矢も、どうして……」

……。

分かっている。チクチク……胸が痛い。

私の雰囲気に、その男は頭に手を乗せようとした。

その空気の流れに体が反応する。

【ガブっ】

「……。」

「……。」

男は、何故か嬉しそうに軽い足取りで……去って行く。

ここは、いつも二人でお弁当を食べる場所……今日は、一人。

お弁当は、美味しい……デザートも、美味しい。

なのに、満たされない。

……サミシイ……気がする。ちょっと……ちょっと、だもん。

ほんの、少し……少しだけ。……くすん。ぐすっ……ふっ……うぅ……

普段、死んでも泣かない……そう、意地を貫いた。

いないと思うと……弱い自分に嫌気がする。少し、ほんの1分。少しの妥協……

これから泣かない。もう、泣かない。涙を溜めても、零すところは見せない。

……遠矢……

「泣いてるの?」

【ギクッ】

「泣いてない!!目に、ゴミが入っただけだもん!!」

愛しい声に、感情は涙を増やす。

「……うん。見てあげる……痛かったね。」

遠矢は私に近づき、手で優しく頬に触れる。

目を細め、顔を近づけ……目元にキスを落とす。

そのキスに、肌が熱を帯び……体中の熱と意識が、想いを刺激する。

……好き……呪いを、願うほどの……愛。

遠矢には、言えない……言わない。



【かまってほしいの……新婚編】視点:美彩


最近、遠矢が仕事で忙しい……

くすん……私のこと、好きだって言ったのに……

仕事の方が……大事よね。しょうがない!あの仕事は大変だから……

分かっている。だけど……仕事で、そばにいると思えた時期が懐かしい。

私は、社長の奥さん……元社員……行ってもいいかな?

裏口から……そっと、ちょっとだけ……いいよね?

邪魔するんじゃない……ただ、少しでもそばにいたい。

遠矢の前では……死んでも、そんな可愛いことは言わないけど!!

ご機嫌で、お出かけの準備♪

「へいっ!タクシー!!」

乗り込んだタクシーの運ちゃん……

「お嬢ちゃん、お金……持ってるのかな?」

「一万円!」と、上機嫌で見せる。

「ふふ……もう、20歳超えたけど……」

小さく、呟いてみる。運ちゃん……慌てて、発車……

円華を抱いていたら、何だと思われたのかな??

出かけると言ったら、寄って行けとうるさいお父さん。

円華を抱いて、嬉しそうに離さないし……少し、ジェラシー……

私より、孫が可愛いのね……良いんだけどね♪

遠矢と会って、円華への愛情に嫉妬したら……悔しい……

移動は快適無敵♪タクシーを会社の裏に着けてもらう。

「ありがとう!」

久々の会社を見上げる。

「むふぅ~~」

訳の分からない言葉が出た。

ドキドキ……懐かしさもそうだけど……何だか、悪いことをしているようで楽しい。

裏から入り、自分が所属していた課に顔を出す。

短く、挨拶を交わし……社長室のギリギリ……社員が行けるところまで。

ふふ……遠矢……近くに、いるんだ。むふふ……くすくすくす……

「美彩ちゃん、楽しそうだね♪」

「ギャッ!!」

後ろから、気配なく抱きしめながら……私の耳元に囁く。

「……美彩の匂いがしたんだ……俺、禁断症状かと思ったよ……ふふ……会いに来てくれたの?」

「……違うもん!!暇だから、遊びに……ッ!?」

振り返り、言い訳する口を塞がれた。

……幸せ……私を求めるキス……

「……はっ……はぁ……ね、美彩……抵抗がないのは……ふふっ。可愛いね……おいでよ。よしよし、してあげる。」

「犬猫じゃないよ!!」

「うん。当然だろ?俺の美彩……俺の、妻……愛してる。俺が触れたいんだ……お願い。」

甘く囁く、このおおかみの緑色の目……今は……




【獲物も星に願う】視点:美彩


「お星さま、私の背をもう少し高くしてください!」

「叶えてあげましょう♪」

……

「美彩、その背……」

「むふふ……どう?くふふ……チビとは、言わせな……んん??」

遠矢には言われた事ないけど、小さいのが少し嫌だった。

遠矢のキス……

「んんん~~~~、んん??んっ……ぷはっ……ちょ、待って……んっん~~??」

激しい。苦しい……

「はぁ……我慢できない。夢のようだ……」

激しいキスの中、目が回る。

そういえば、私の背が低いから……いつも、キスは軽めの何度か。

体勢が楽だと、こんなに激しくなるの??

ごめんなさいぃ~~もう、背の高さを望みません!!許してぇ~~??




タイトル『逆転?』side:遠矢とおや・登場人物:美彩みさ

今更ですが、ネタバレの結婚後です。


今日の晩御飯、少し仕事で遅くなったので目を輝かせて待っている美彩。

後は、野菜に火が通るのを待つだけ。

出汁の味を確認するが、自分では分からない。

小さな肉が浮かんでいたので、すくい……熱を取って指で摘まんだ。

……ん?視線を感じる。

「ね、遠矢!それ、ちょうだい♪」

口を開け、無防備……俺には、別の欲求がわいてくる。

美彩は、俺の視線に口を閉ざして首を傾げた。

もっと見たかったなぁ。美彩の空腹を知って、悪戯心がウズウズ。

少し屈んで、ニヤリ。

「美彩、チュウしてくれたら……」

【ちゅ】

唇に軽く触れた柔らかい……

思考の止まった俺に、ニッコリ……あまり見せない最高の笑顔。

「頂戴?」

不意打ちに、自分の顔が今までにないほど赤面しているのが分かる。

悔しいなぁ。絶対に、俺の方が美彩を好きだという自信がある。

美彩は俺の指から肉を奪いモグモグ。

「美味しい。遠矢、大好き!」

「……嫌いだよ。美彩は、俺を無様にするんだ……」





end

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