【被らない】①パスワード設定の限定公開だったもの
編集作業に頭が追いつかず(遠い目)
時系列は適当です!!
かき集めたのを少し仕分けした程度。
まだ、編集の困難な作品がある為、これで許してください!!
【かまってほしいの……高校生編】視点:美彩
最近、遠矢が仕事で忙しい……
「ね、遠矢……」
「ごめん、美彩……しばらく、お昼は一緒に食べられない。」
「……いいよ、別に……お弁当さえ食べれたら。」
「うん、食べて……俺だと思って……」
メンドウだな……いちいち、この色気。いつ底を突くのかな?
本当に、毎日……お弁当が届く。……が。
「ね、俺にも頂戴!!」
このウザイ男は何?
「……邪魔ぁ~~」
食べながら、椅子に座ったまま……足を延ばして男の足を、押し退ける。
「お行儀が悪い。ふぅ……遠矢も、どうして……」
……。
分かっている。チクチク……胸が痛い。
私の雰囲気に、その男は頭に手を乗せようとした。
その空気の流れに体が反応する。
【ガブっ】
「……。」
「……。」
男は、何故か嬉しそうに軽い足取りで……去って行く。
ここは、いつも二人でお弁当を食べる場所……今日は、一人。
お弁当は、美味しい……デザートも、美味しい。
なのに、満たされない。
……サミシイ……気がする。ちょっと……ちょっと、だもん。
ほんの、少し……少しだけ。……くすん。ぐすっ……ふっ……うぅ……
普段、死んでも泣かない……そう、意地を貫いた。
いないと思うと……弱い自分に嫌気がする。少し、ほんの1分。少しの妥協……
これから泣かない。もう、泣かない。涙を溜めても、零すところは見せない。
……遠矢……
「泣いてるの?」
【ギクッ】
「泣いてない!!目に、ゴミが入っただけだもん!!」
愛しい声に、感情は涙を増やす。
「……うん。見てあげる……痛かったね。」
遠矢は私に近づき、手で優しく頬に触れる。
目を細め、顔を近づけ……目元にキスを落とす。
そのキスに、肌が熱を帯び……体中の熱と意識が、想いを刺激する。
……好き……呪いを、願うほどの……愛。
遠矢には、言えない……言わない。
【かまってほしいの……新婚編】視点:美彩
最近、遠矢が仕事で忙しい……
くすん……私のこと、好きだって言ったのに……
仕事の方が……大事よね。しょうがない!あの仕事は大変だから……
分かっている。だけど……仕事で、そばにいると思えた時期が懐かしい。
私は、社長の奥さん……元社員……行ってもいいかな?
裏口から……そっと、ちょっとだけ……いいよね?
邪魔するんじゃない……ただ、少しでもそばにいたい。
遠矢の前では……死んでも、そんな可愛いことは言わないけど!!
ご機嫌で、お出かけの準備♪
「へいっ!タクシー!!」
乗り込んだタクシーの運ちゃん……
「お嬢ちゃん、お金……持ってるのかな?」
「一万円!」と、上機嫌で見せる。
「ふふ……もう、20歳超えたけど……」
小さく、呟いてみる。運ちゃん……慌てて、発車……
円華を抱いていたら、何だと思われたのかな??
出かけると言ったら、寄って行けとうるさいお父さん。
円華を抱いて、嬉しそうに離さないし……少し、ジェラシー……
私より、孫が可愛いのね……良いんだけどね♪
遠矢と会って、円華への愛情に嫉妬したら……悔しい……
移動は快適無敵♪タクシーを会社の裏に着けてもらう。
「ありがとう!」
久々の会社を見上げる。
「むふぅ~~」
訳の分からない言葉が出た。
ドキドキ……懐かしさもそうだけど……何だか、悪いことをしているようで楽しい。
裏から入り、自分が所属していた課に顔を出す。
短く、挨拶を交わし……社長室のギリギリ……社員が行けるところまで。
ふふ……遠矢……近くに、いるんだ。むふふ……くすくすくす……
「美彩ちゃん、楽しそうだね♪」
「ギャッ!!」
後ろから、気配なく抱きしめながら……私の耳元に囁く。
「……美彩の匂いがしたんだ……俺、禁断症状かと思ったよ……ふふ……会いに来てくれたの?」
「……違うもん!!暇だから、遊びに……ッ!?」
振り返り、言い訳する口を塞がれた。
……幸せ……私を求めるキス……
「……はっ……はぁ……ね、美彩……抵抗がないのは……ふふっ。可愛いね……おいでよ。よしよし、してあげる。」
「犬猫じゃないよ!!」
「うん。当然だろ?俺の美彩……俺の、妻……愛してる。俺が触れたいんだ……お願い。」
甘く囁く、このおおかみの緑色の目……今は……
【獲物も星に願う】視点:美彩
「お星さま、私の背をもう少し高くしてください!」
「叶えてあげましょう♪」
……
「美彩、その背……」
「むふふ……どう?くふふ……チビとは、言わせな……んん??」
遠矢には言われた事ないけど、小さいのが少し嫌だった。
遠矢のキス……
「んんん~~~~、んん??んっ……ぷはっ……ちょ、待って……んっん~~??」
激しい。苦しい……
「はぁ……我慢できない。夢のようだ……」
激しいキスの中、目が回る。
そういえば、私の背が低いから……いつも、キスは軽めの何度か。
体勢が楽だと、こんなに激しくなるの??
ごめんなさいぃ~~もう、背の高さを望みません!!許してぇ~~??
タイトル『逆転?』side:遠矢・登場人物:美彩
今更ですが、ネタバレの結婚後です。
今日の晩御飯、少し仕事で遅くなったので目を輝かせて待っている美彩。
後は、野菜に火が通るのを待つだけ。
出汁の味を確認するが、自分では分からない。
小さな肉が浮かんでいたので、すくい……熱を取って指で摘まんだ。
……ん?視線を感じる。
「ね、遠矢!それ、ちょうだい♪」
口を開け、無防備……俺には、別の欲求がわいてくる。
美彩は、俺の視線に口を閉ざして首を傾げた。
もっと見たかったなぁ。美彩の空腹を知って、悪戯心がウズウズ。
少し屈んで、ニヤリ。
「美彩、チュウしてくれたら……」
【ちゅ】
唇に軽く触れた柔らかい……
思考の止まった俺に、ニッコリ……あまり見せない最高の笑顔。
「頂戴?」
不意打ちに、自分の顔が今までにないほど赤面しているのが分かる。
悔しいなぁ。絶対に、俺の方が美彩を好きだという自信がある。
美彩は俺の指から肉を奪いモグモグ。
「美味しい。遠矢、大好き!」
「……嫌いだよ。美彩は、俺を無様にするんだ……」
end




