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B 【 大上家シリーズ】おおかみはかぐや姫を食べた  作者: 邑 紫貴
感謝短編

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82/90

【子狼】①

『結婚式……』side円華


「円華、綺麗だ……。」

「おじいちゃん、来てくれたのね。嬉しい……」

母方のおじいちゃん。涙を流しながら……

「大上家め……可愛い美彩だけでなく、円華まで……くっ……」

……幸せの、涙じゃ……ない?!!

「お……おじい……ちゃん?」

「美彩……高校卒業と同時に、あんな……獣と……くっ……ばあさんが、金に釣られなければ……」

え……続くの……?

どうしよう……おかあさぁ~~ん?!!

「畜生……今度は、子供だと……?反対できんじゃないか……いや、わしが育てて……」

眼が、怖い……。

「おじい……ちゃん?あの……」

「お前は、幸せなのか……?」

「え……うん。し、幸せ……だよ。」

……多分。流されてるのは、本当……。

まさか、自分が誘った……あの日……まさか……

諷汰を疑うことが山程……けど、今……そんなこと、言える状況では……

【ガチャッ】

「お母さん!!」

助かった……。

「あら、お父さん……。また、なの?」

……また……?!!

「子供達の前では、絶対に言わないでって言ったでしょ?特に、円華には……」

……え……?特に、私……?!!

「お前は、幸せなのか?」

「えぇ。可愛い……子どもに、孫……ね?幸せよ……予想外だったけど……」

それは、お父さんとの過去?

「円華、子どもは……絶対男!男以外は、赦さないわよ?」

……いつもと違う、怖い……雰囲気。

お母さん……??!!

「そうね……。女が生れたら、絶対に大上家に関わらせないわ……。ふふふっ……くすくす……」

「そうだ!もう、大上家には……やらんぞ!!」

……父さん……?一体、過去に……何したの??!!

「おや、楽しそう……」

「……お父さん……」

過去に、何したの~~?

おじいちゃんは、お父さんの首を絞め……泣き叫ぶ。

「……いやぁ~~ははは……。」

「美彩、今からでも遅くない。別れなさい!!」

「……ふふっ。そうね~~。」

「美彩、愛してる……お前を失ったら……お前を奪う奴は……呪い殺してやる……。」

眼が本気だ……。

結婚式なのに……酷い……。泥沼~~??

【コンコン……】

「入るよ~?」

麗季~~??この状況に、来て……

「おぉ、麗季……。」

おじいちゃんは、麗季のことを知っても受け止める。

「お前は、大上家の人間に近づくな!」

「本家にいるけどね~~?」

「あぁ……。オオカミより狼な奴と、付き合ってるよ?ま、元は大上家だしねぇ~~。」

「保志!!」

火に油……

「赦さん!!」

……私の……結婚式……



紫貴の一言。

大上家は、楽しいですね。呪いと、常に隣り合わせ♪……みたいな?

采景は、口を出さず……見守っていたことにしましょう。




『出産……』side円華


【コンコン……】

「はい。どうぞ~~」

「円華姉、おめでとう。」

照れながら、采景が入ってくる。

本人は、クールな振りをしているつもり……

「ふぅ~~ん。可愛いじゃん……」と、顔がニヤケている。

可愛いのは、お前だ……。

「お邪魔しま~~す。」

草樹くん。

に、「おめでとうございます。」苺愛。

可愛い花束に、可愛い……貴重な笑顔。

「可愛いですね。」

子供の前では、この子もこんな笑顔……采景が、そんな苺愛に抱きついた。

「はいはい、イチャつかないのよ!」

諷汰は、出産には立ち会ったが……すぐに出張へ出た。

確か、今日……帰ってくるはず。

「ね、抱いてもいい?」と、草樹くんの笑顔に「いいわよ。」と、言ったのが間違いだった。

【チュ……】

「「「……。」」」

キス……した……キス??!!

「なっ……何を、今……俺の……娘に!!」

タイミングよく入った諷汰の、目の前で……

「……娘が、ファーストキス……」

家の娘……生れて数日。父の抱擁もないうちの出来事。

「草樹くん?あの、どうして……チュウ……しちゃったのかな?……ふふっ……呪いは、解放されたからって……ふふふ……」

信じられないぃ~~

「え?俺、この子と結婚する。」

へ……?

「名前は?決まってないなら付けてもいい?」

何て、可愛い笑顔。

騙されちゃ、ダメ!!

「ダメよ、お母さんに……殺される!!」

娘だと知って、大上家に近づけるなと……釘まで刺されたのに!!

しかも、何故……今??!!

雑種のおおかみに目を付けられるなんて!!

「そうだな~。麗季と、采景……いや、美彩さんに似てるかな?ふふっ。麗彩れいや

名前、付けやがった!!

「絶対、綺麗になるね。」と、麗彩を放さない。

「草樹。一応、麗彩にも選ぶ権利があるんだぞ?」と、采景まで……名前を呼ぶ。

「まだ、麗彩……だと……」

決めたわけでは……

なのに、諷汰まで「そうだ!麗彩は、お前にはやらん!!返せ!」

……麗彩……あなた、15も年上と結婚??

胃が、胃が痛い!!ダメよ、私が殺されるぅ~~

「あらあら……ふふっ。楽しそうね……草樹くん……あなた、まさか……選んでないわよねぇ??」

母の怖い笑顔に「選んだよ?俺、麻生学園の先生になる。」と、ニッコリ。

「え……?何故、限定……?」

「え?誰にも、手を出させない。くすくす……くくっ。俺のだ……。な、麗彩……俺だけを見てくれよ?」

この時、本当なのか……麗彩は笑った……らしい。



紫貴一言。

はい、麗彩れいや……15も年上の草樹に、目を付けられました。

楽しそうですね……ふふっ……。16歳の麗彩と31の草樹……。

麗彩は、采景と同じような綺麗な顔になる予定。

麗季と同じで、胸が大きいかは??円華が、普通なので……。




『団らん』side諷汰


円華と結婚し、可愛い子どもも生れた。

幸せな家庭……団らん……

「ね、何故……毎日いるのかな?草樹くん。」

ん?と、振り返り。

可愛い笑顔で答える。

「ヤダな、お父さん。俺も、いずれは家族。仲良くしましょう?」

この態度さえ無かったら……

しかし、呪いで一番被害にあった。しかし……。

草樹は、麗彩を抱っこしながら「愛してるよ……」と、囁く。

「情操教育上、問題が……あるような……」

「……愛されるのは、良い事……よね?」

俺と円華は遠い目をする。

【チュ……】

?!!!

「こら、親の前で……って、違う!!草樹、今後……麗彩の同意がないと触ってはいけません!」

クラクラする。今から、何故……こんな……??

草樹は、何かを考えた後……

「麗彩。胸、触っても良い?」

「はい!」

え?!!

草樹は、うっとりした顔で……小さな体を撫でる。

やばい、こいつ……!!

「こらこらこら!!」と、麗彩を取り上げる。

「ぎゃぴぃ~~~~~~」

何故だぁ??!!

俺の腕の中、麗彩が泣き暴れる。

「円華!ちょっと、頼む!!」

円華は、目を逸らし。

「無理……。私も、何度か……努力は……したのよ?」

だんだん声が小さくなる。

「返して?」と、草樹。

手を差し伸べる草樹に、「そうじゅ……」と、麗彩が悲しそうに呼ぶ。

【ズキッ……】

悪いのは、俺……?

娘を、3歳で……取られた。落ち込む……

「麗彩、チュウして?」

「……ヤ!」

……あれ?今度は、草樹が落ち込む。

それを見た麗彩が、ニヤリ……と、一瞬。

一変し、天使の笑顔で草樹の頭を撫でる。

……。

娘よ、お前……3歳だよな?

「パパ、好き!」

俺の方に走ってくる。

麗彩を受け止め、抱っこする。不思議そうな俺の頬に、キスをした。

「へへっ……」

天使の微笑み。あの一瞬で……この変わりよう……。

草樹、ごめん……お前の恋を応援する。頑張れ?

恨めしそうに、俺を見る草樹が……可哀相で……そう思った。

この、娘の……将来が怖くて……。俺の手には負えない……娘3歳……ある日の事。




柴貴一言。

麗彩は、大きくなってもこんな感じかな?

分かりませんが、草樹の暴走を止めるのは……彼女かも??

諷汰目線……大分、感情が人らしくなった。親近感を持てるような……

娘が生れたから?何だか分かりませんが……イチャイチャのイメージが 、二人にない。

おかしいな??諷汰は難しい……草樹が、絡んでくるから??






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