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B 【 大上家シリーズ】おおかみはかぐや姫を食べた  作者: 邑 紫貴
【大上家シリーズ4】おおかみ女と嘘つきな青年

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48/90

お・お・か・み!

羊二Side



 俺は、悩んでいる・・。

敵が増えた。草樹だけじゃなく、連歌まで・・麗季の胸を狙っている。


嵐は、諦めたのか・・怪しいが。年齢差が、まだ救い・・。

あいつ、中学生になってきたら・・優貴さんのようになるのか・・?

怖いな・・。


今のうちに、麗季を俺のものにしないと!!


麗季を見つめる・・。

何かを感じたのか、引きつった笑顔・・。


「・・麗季?」


「・・なぁに?」


何かが、狂っている。何だ?

いつから・・って、俺が手を出してからか?!

何だか、距離を取られているのは・・気のせいじゃない。


「麗季、ここにいたのか。」


「諷くん!」


本家の兄・・に、嬉しそうに飛びつく。

最近、スキンシップが少ない俺は・・羨ましい。


「お弁当、忘れてたよ?」


「ね、円華姉は?」


「・・病院だよ?」


「えっ、病気?!」


「いや・・子供・・かな?」と、嬉しそうな笑顔。


「きゃぁ~~。本当?!」


「分からないよ?・・まだ、一ヶ月しか遅れてないみたいだし。」


俺も、子供を作ったら・・結婚できるかな?


「・・羊二・・君?」


「はいっ?」


殺気混じりの諷汰さんが、俺に近づいて言う。


「君は・・ダメ・・だよ?」


・・冷や汗が・・

こ、怖い・・


「わかってます・・」


人の会話に、麗季は

「何、二人で内緒話?・・怪しい!!」


諷汰さんは、麗季を抱きしめ・・

「オオカミには、気をつけるんだよ?」と。


顔を真っ赤にする麗季・・。

敵が増えた。


「・・だな?」

と、肩に手を置く保志。


「・・やめろよ。」


手を払いのける。


「あぁ、言い忘れてた!

俺、手から読むんじゃないよ?勝手に聴こえるんだ。

いつもじゃないけど・・」


・・余計に、たちが悪い!!

保志の登場に、麗季が寄ってくる。


「あれ、歌毬夜さんは?」


保志は、苦笑い・・。


「ちょっとな・・」


あっ・・!!


「麗季、帰るよ!」


諷汰さんの声に「校門まで行く!」と、ついて行った。


「・・保志、何・・したの?」


「・・え?ちょっと、止まらなくて・・。」と、空を見る。


「言えよ!卑怯だぞ?お前、俺だけに恥ずかしい・・」


「キスマーク!

・・友達に見つかって、許してくれないの!

あぁ~あ、お前の所為だぞ?」


・・俺のせいじゃないと、思うけど。


「で、どこにつけた?」


「キスマーク嫌がるから・・。胸の・・歌毬夜から見えないところ。」


「保志、結構・・小心者なんだ。」


「・・付き合う前から、弱いね・・。」


こんなにかっこいいのに・・

歌毬夜さん、最強だな・・。


「はぁ・・」


「あぁ、麗季と・・そういう雰囲気にならないのか・・?

じゃ、これやる!」


チョコレート・・?


「あぁ、一緒に食べろよ。お前の部屋で!」


・・俺の・・部屋で?


「さぁ、そろそろ戻るか・・。

歌毬夜の機嫌が直ってますように!」


歌毬夜さん・・

大人しそうだけど・・強いのか?


「・・泣かれたら、弱いんだ!

お前みたいに、鬼畜じゃないの!」


(怒!)


「おっ・・采景じゃないか。あいつ・・珍しいな?

・・あぁ、くくっ・・お前を見に来たのか?妹想いだよな~。

あのツンデレが、可愛い・・。

おぉ~い、采景!来いよ!!」


「保兄・・、こいつと友達なの?」

と、綺麗な顔の男の子に睨まれる。


これが、采景君。


「よろしく。」


「ムツッリ・・ぽい。

・・草樹、お前にも麗季はやらん!」と、叫ぶ。


確かに・・


「はははっ・・だって、どうする?」


「・・麗季は、俺のだ!」


・・・・。

ニッ・・采景君が、意味含む笑い。


「・・何か、同類の匂いがする・・。」と。


・・あぁ、鬼畜仲間!

って、納得してしまう自分・・。


「いいよな~。

采景は、苺愛が応えてくれるんだろ?」


うわ~・・

兄弟で、そんな会話・・するの??


「え?泣いても、止めないよ?止まらないし・・」


・・鬼畜だ。


「若いな。」


苺愛って子、大丈夫なの?


「麗季を泣かしたら、許さない。」


自分のことは、棚に上げて~~?!


「・・はい。」


年下なのに、何故か迫力がある。

どんどん敵が増えている?


「羊二、ただいま!ね、お昼食べよ?」


「あぁ。草樹達は?」


いない?


「草樹は、采兄が連れて行った。連歌は本部に報告。

優貴は、この袋・・羊二にって。」


中は、箱・・?!

まっ・・まさか、アレ??!!


「私は、中見ちゃダメって・・?

何、何?・・気になる!」


「麗季、ご飯!!

お昼にしよう??お腹へって・・ね?・・」


麗季は、ふくれっ面・・。

膨れた頬を、指で押す。


「ぶぅ・・」


空気が抜ける。


「みんな、私には内緒なの?

・・ね、羊二・・久々の二人きりでしょ?

邪魔されないように、羊二の部屋に行こう?」


鴨だ・・



 俺の部屋。

・・何故か、そわそわする。


「お茶、入れるね~?」


台所で作業をする麗季・・。

紙袋の中は、やはり・・アレだった。


でも、どうする・・?

どうやって・・


「羊二?・・何で正座なの?」


「へ・・?いや、・・ははは・・」


俺の部屋に、好きな女の子と・・二人。

気持ちは、通じている・・。

麗季は、高校生・・。身体も、大人・・


【ゴク・・ン】


話すきっかけがつかめず、ただ・・二人・・無言で食べる。

麗季の緊張が伝わる・・。誘ったのは、麗季・・。


「甘いもの・・欲しいね。」


「あぁ、保志からチョコもらった。食べる?」


「うん。でも、珍しいね・・

保兄、甘いのとか嫌いなのに・・??」


何故、持っていたんだろ?


口に入れる。・・大人な、ブランデーの味。

割と、甘さより・・大人な味・・?


「・・ヒック・・」


・・?

ヒック・・??


俺は、隣に座る麗季の様子が変わったことに気づく。


「れ・・き?!!」


目が、すわって・・

「熱い・・」と、上着を脱ごうとしている。


可愛いブラが見える。

慌てて、服を下ろそうとした。


「いやぁ~~ん。あつい・・あつい・・よう。」


何、これ・・

まさか、この・・チョコで・・酔ってる??!!


「・・冷たい手ぇ!!」


俺の手を取って、服の中とスカートの中に引き入れる。


「・・わわわ・・??!!」


上目で・・潤んだ瞳・・


「気もち・・イイ・・。

ね、もっと・・もっと、触って・・。」


いくら、俺が鬼畜って・・無い!

これは、無いよ?!保志ぃ~~?!


駄目だ、ダメだ!!

俺、しっかりしろ・・我慢・・できる。出来た・・

今まで出来たんだ!!耐えろ、堪えるんだ!!


「・・ん・・

羊二・・愛してる。

・・いいよ?酔ってない・・よ?

ね、身体が・・熱い・・欲しい・・」


聴こえない、聞こえないぞ!!


「ダメだ、駄目だ・・」


「・・うっ・・

酷い・・私のこと、好きじゃないんだ・・。」


きつい、何の拷問だ?!

・・畜生!!保志、覚えていろ~~。


「ね、じゃあ・・キス・・して?」


「・・キス?」


「うん。キス・・して・・?」


・・キス・・

最近してない。・・俺からも・・麗季からもない。

・・ちょっと、だけ・・触れるだけ・・。


【チュッ・・】


はぁ・・柔らかい・・麗季・・


【チュウ・・】


ちょっと、吸ってみる・・。


「・・ん・・」


可愛い・・ちょっと・・舌・・

入れても・・いいかな・・?いいよね?


「・・もっと・・」


だよね??


「・・ん・・んんっ・・は・・ふっ・・」


幸せ・・


「・・すぅ~~」


?!

キスしたまま、寝ちゃった~~?!!?!


・・はぁ・・。

おあずけ・・か・・。


運ぶ振りして、少し・・麗季の胸に触れる。

温かく、柔らかい・・。


ベッドに寝かせ、寝顔にキス・・。

もちろん、軽いキス・・。


愛しい君・・。

俺のモノ・・。君の心が・・俺だけにある・・。

君は、俺を信じてくれるよね?


・・何も、してないよ・・

してない・・よね?



 朝・・。


「何で、ここに・・?

服・・着てる・・。けど・・。」と、俺を見る。


疑いの目・・?


「な・・何も、してないよ?」


「ホントに?」


ちょっとだけ・・


「うん。本当・・。」


「キスもしてない?」


「・・え・・

麗季が、誘ったから・・ちょっと、だよ。覚えてない?」


顔を真っ赤に「嘘だぁ!!」


「嘘じゃない・・。」


「嘘つきいぃ~~!!」




 さぁ、2人の関係は・・どうなることやら。

【おおかみ女と嘘つきな青年】

おおかみ女らしく、誘惑できるのはまだ先のようです。

嘘つきな青年の・・可愛い嘘も、自分を追い込むことでしょう。


・・呪いに試され・・一番、試練に耐えたのに・・。

そう、おおかみより狼な羊二は・・嘘をつき続けます。

おおかみ女・・麗季に身を滅ぼす、その日まで・・




end

続くC【派生シリーズ】お楽しみください♪


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