お・お・か・み!
羊二Side
俺は、悩んでいる・・。
敵が増えた。草樹だけじゃなく、連歌まで・・麗季の胸を狙っている。
嵐は、諦めたのか・・怪しいが。年齢差が、まだ救い・・。
あいつ、中学生になってきたら・・優貴さんのようになるのか・・?
怖いな・・。
今のうちに、麗季を俺のものにしないと!!
麗季を見つめる・・。
何かを感じたのか、引きつった笑顔・・。
「・・麗季?」
「・・なぁに?」
何かが、狂っている。何だ?
いつから・・って、俺が手を出してからか?!
何だか、距離を取られているのは・・気のせいじゃない。
「麗季、ここにいたのか。」
「諷くん!」
本家の兄・・に、嬉しそうに飛びつく。
最近、スキンシップが少ない俺は・・羨ましい。
「お弁当、忘れてたよ?」
「ね、円華姉は?」
「・・病院だよ?」
「えっ、病気?!」
「いや・・子供・・かな?」と、嬉しそうな笑顔。
「きゃぁ~~。本当?!」
「分からないよ?・・まだ、一ヶ月しか遅れてないみたいだし。」
俺も、子供を作ったら・・結婚できるかな?
「・・羊二・・君?」
「はいっ?」
殺気混じりの諷汰さんが、俺に近づいて言う。
「君は・・ダメ・・だよ?」
・・冷や汗が・・
こ、怖い・・
「わかってます・・」
人の会話に、麗季は
「何、二人で内緒話?・・怪しい!!」
諷汰さんは、麗季を抱きしめ・・
「オオカミには、気をつけるんだよ?」と。
顔を真っ赤にする麗季・・。
敵が増えた。
「・・だな?」
と、肩に手を置く保志。
「・・やめろよ。」
手を払いのける。
「あぁ、言い忘れてた!
俺、手から読むんじゃないよ?勝手に聴こえるんだ。
いつもじゃないけど・・」
・・余計に、たちが悪い!!
保志の登場に、麗季が寄ってくる。
「あれ、歌毬夜さんは?」
保志は、苦笑い・・。
「ちょっとな・・」
あっ・・!!
「麗季、帰るよ!」
諷汰さんの声に「校門まで行く!」と、ついて行った。
「・・保志、何・・したの?」
「・・え?ちょっと、止まらなくて・・。」と、空を見る。
「言えよ!卑怯だぞ?お前、俺だけに恥ずかしい・・」
「キスマーク!
・・友達に見つかって、許してくれないの!
あぁ~あ、お前の所為だぞ?」
・・俺のせいじゃないと、思うけど。
「で、どこにつけた?」
「キスマーク嫌がるから・・。胸の・・歌毬夜から見えないところ。」
「保志、結構・・小心者なんだ。」
「・・付き合う前から、弱いね・・。」
こんなにかっこいいのに・・
歌毬夜さん、最強だな・・。
「はぁ・・」
「あぁ、麗季と・・そういう雰囲気にならないのか・・?
じゃ、これやる!」
チョコレート・・?
「あぁ、一緒に食べろよ。お前の部屋で!」
・・俺の・・部屋で?
「さぁ、そろそろ戻るか・・。
歌毬夜の機嫌が直ってますように!」
歌毬夜さん・・
大人しそうだけど・・強いのか?
「・・泣かれたら、弱いんだ!
お前みたいに、鬼畜じゃないの!」
(怒!)
「おっ・・采景じゃないか。あいつ・・珍しいな?
・・あぁ、くくっ・・お前を見に来たのか?妹想いだよな~。
あのツンデレが、可愛い・・。
おぉ~い、采景!来いよ!!」
「保兄・・、こいつと友達なの?」
と、綺麗な顔の男の子に睨まれる。
これが、采景君。
「よろしく。」
「ムツッリ・・ぽい。
・・草樹、お前にも麗季はやらん!」と、叫ぶ。
確かに・・
「はははっ・・だって、どうする?」
「・・麗季は、俺のだ!」
・・・・。
ニッ・・采景君が、意味含む笑い。
「・・何か、同類の匂いがする・・。」と。
・・あぁ、鬼畜仲間!
って、納得してしまう自分・・。
「いいよな~。
采景は、苺愛が応えてくれるんだろ?」
うわ~・・
兄弟で、そんな会話・・するの??
「え?泣いても、止めないよ?止まらないし・・」
・・鬼畜だ。
「若いな。」
苺愛って子、大丈夫なの?
「麗季を泣かしたら、許さない。」
自分のことは、棚に上げて~~?!
「・・はい。」
年下なのに、何故か迫力がある。
どんどん敵が増えている?
「羊二、ただいま!ね、お昼食べよ?」
「あぁ。草樹達は?」
いない?
「草樹は、采兄が連れて行った。連歌は本部に報告。
優貴は、この袋・・羊二にって。」
中は、箱・・?!
まっ・・まさか、アレ??!!
「私は、中見ちゃダメって・・?
何、何?・・気になる!」
「麗季、ご飯!!
お昼にしよう??お腹へって・・ね?・・」
麗季は、ふくれっ面・・。
膨れた頬を、指で押す。
「ぶぅ・・」
空気が抜ける。
「みんな、私には内緒なの?
・・ね、羊二・・久々の二人きりでしょ?
邪魔されないように、羊二の部屋に行こう?」
鴨だ・・
俺の部屋。
・・何故か、そわそわする。
「お茶、入れるね~?」
台所で作業をする麗季・・。
紙袋の中は、やはり・・アレだった。
でも、どうする・・?
どうやって・・
「羊二?・・何で正座なの?」
「へ・・?いや、・・ははは・・」
俺の部屋に、好きな女の子と・・二人。
気持ちは、通じている・・。
麗季は、高校生・・。身体も、大人・・
【ゴク・・ン】
話すきっかけがつかめず、ただ・・二人・・無言で食べる。
麗季の緊張が伝わる・・。誘ったのは、麗季・・。
「甘いもの・・欲しいね。」
「あぁ、保志からチョコもらった。食べる?」
「うん。でも、珍しいね・・
保兄、甘いのとか嫌いなのに・・??」
何故、持っていたんだろ?
口に入れる。・・大人な、ブランデーの味。
割と、甘さより・・大人な味・・?
「・・ヒック・・」
・・?
ヒック・・??
俺は、隣に座る麗季の様子が変わったことに気づく。
「れ・・き?!!」
目が、すわって・・
「熱い・・」と、上着を脱ごうとしている。
可愛いブラが見える。
慌てて、服を下ろそうとした。
「いやぁ~~ん。あつい・・あつい・・よう。」
何、これ・・
まさか、この・・チョコで・・酔ってる??!!
「・・冷たい手ぇ!!」
俺の手を取って、服の中とスカートの中に引き入れる。
「・・わわわ・・??!!」
上目で・・潤んだ瞳・・
「気もち・・イイ・・。
ね、もっと・・もっと、触って・・。」
いくら、俺が鬼畜って・・無い!
これは、無いよ?!保志ぃ~~?!
駄目だ、ダメだ!!
俺、しっかりしろ・・我慢・・できる。出来た・・
今まで出来たんだ!!耐えろ、堪えるんだ!!
「・・ん・・
羊二・・愛してる。
・・いいよ?酔ってない・・よ?
ね、身体が・・熱い・・欲しい・・」
聴こえない、聞こえないぞ!!
「ダメだ、駄目だ・・」
「・・うっ・・
酷い・・私のこと、好きじゃないんだ・・。」
きつい、何の拷問だ?!
・・畜生!!保志、覚えていろ~~。
「ね、じゃあ・・キス・・して?」
「・・キス?」
「うん。キス・・して・・?」
・・キス・・
最近してない。・・俺からも・・麗季からもない。
・・ちょっと、だけ・・触れるだけ・・。
【チュッ・・】
はぁ・・柔らかい・・麗季・・
【チュウ・・】
ちょっと、吸ってみる・・。
「・・ん・・」
可愛い・・ちょっと・・舌・・
入れても・・いいかな・・?いいよね?
「・・もっと・・」
だよね??
「・・ん・・んんっ・・は・・ふっ・・」
幸せ・・
「・・すぅ~~」
?!
キスしたまま、寝ちゃった~~?!!?!
・・はぁ・・。
おあずけ・・か・・。
運ぶ振りして、少し・・麗季の胸に触れる。
温かく、柔らかい・・。
ベッドに寝かせ、寝顔にキス・・。
もちろん、軽いキス・・。
愛しい君・・。
俺のモノ・・。君の心が・・俺だけにある・・。
君は、俺を信じてくれるよね?
・・何も、してないよ・・
してない・・よね?
朝・・。
「何で、ここに・・?
服・・着てる・・。けど・・。」と、俺を見る。
疑いの目・・?
「な・・何も、してないよ?」
「ホントに?」
ちょっとだけ・・
「うん。本当・・。」
「キスもしてない?」
「・・え・・
麗季が、誘ったから・・ちょっと、だよ。覚えてない?」
顔を真っ赤に「嘘だぁ!!」
「嘘じゃない・・。」
「嘘つきいぃ~~!!」
さぁ、2人の関係は・・どうなることやら。
【おおかみ女と嘘つきな青年】
おおかみ女らしく、誘惑できるのはまだ先のようです。
嘘つきな青年の・・可愛い嘘も、自分を追い込むことでしょう。
・・呪いに試され・・一番、試練に耐えたのに・・。
そう、おおかみより狼な羊二は・・嘘をつき続けます。
おおかみ女・・麗季に身を滅ぼす、その日まで・・
end
続くC【派生シリーズ】お楽しみください♪




