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任務1ー暗殺者から王子を守れー

キーワードに「学園」とありますが、まだもう少し学園にはいきません。

ごめんなさい。根気よく待っていてくださると嬉しいです。

はい、皆さんこんにちはー!!この世界の破壊神こと、バクちゃんですよー。

初任務ではリューキ君を盗賊から助け、無事主人公とのフラグを壊した私はですね、今、なんと!!王宮に侵入しています!!勿論、王への謀反を企てているわけではありませんよー。

覚えているでしょうか?私が前に、攻略対象者の中に王子さまがいる。と言ったことを!!

まぁ、つまりはですね、その王子様に接触するために王宮にきた訳です。

そこで、私が何をするつもりかと言うと・・・まずはこの王子様のゲーム内での設定を聞いて欲しい。


昔、王子様には一つ年下の弟がいた。王子様はとても優秀だったが、弟は頭が悪いわけではないが優秀と言う訳でもなかった。

ふつうなら、それでも良かったと思うのだが、一部の頭の腐った馬鹿な貴族達が扱い易い弟を王にして自分たちがこの国の黒幕になってやろう!と言うバカな計画をたてた。

そこで、王子様はバカな貴族に暗殺されそうになるが三ヶ月、生死の境をさまよって、生還。

その後バカな貴族たちを問答無用で粛清していき一部の人々からとても恐れられるようになる。

そんな過去があるせいか王子様はなかなか人に心を開けず、人間不信ぎみになってしまう。

それから、王子様は魔法学園に通うことになり、そこで出会った真っ直ぐな主人公に溺れちゃうわけです。


つまりですね、ここで王子様が暗殺されそうにならず、人間不信にならなければ主人公に溺れなくて済むんじゃないか?と思ったわけです。

と言う訳で、今、影から王子様を護衛中です。ストーキングじゃないです、護衛です。

あぁ、そんな事言っている間にも王子様の背後の銅像がぐらついている。

私は銅像に近づいて銅像にかかっていた魔法をとく。

すると銅像は何事もなかったかのように元に戻る。

はぁ、これで一体何個目のトラップだ、王子様命狙われすぎでしょう。

私が来るまでに暗殺されなかったのが不思議なくらいだ。


あっ、ちなみに今私は王子様の背後に立っていますが問題ありませんよ、バクの能力使って今の私の存在感はほぼ0だから。

元々この世界にもインビジブルと言う透明人間になる魔法があるが、この魔法は姿が見えなくなるだけで気配や本人の魔力は隠してくれない、だから魔法が使える人にはすぐバレる。

私の能力は魔力を隠して存在感をそのへんの石と同じにするものである。

だから姿が見えなくなるわけではなく、存在感も0ではないので気配にかなり鋭い人は気づく。

魔法と能力は同時使用出来ないから今は能力だけ使用中です。

この能力のおかげで王宮にも難なく侵入できました。

決して王宮の警備が甘いわけじゃない・・・はず。

おっと、王子様が移動するみたいだ、あんまり動かない方がいいと思うんだけどなー、あっほら、また銅像がぐらついてるよ、王宮の銅像は動くのが好きだねー。


それから一日王子様を尾行・・いや、護衛していたが、さすがに夜は部屋の前にいるわけにもいかないので優秀な王宮の兵士達に任せて私は他のことをしてきます。

私はバクなので睡眠なんて必要ないのです(えっへん!!)



そんな感じで王子様の護衛をはじめて三日目。

トラップ破壊も板についてきました♪

今も、王子様はお庭の散歩中なのだが、なぜか上から植木鉢が落ちてくる。

でも、私も慣れたものでヒョイッと指を動かして植木鉢を消します。

これもバクだから出来ることだが今は置いとこう。

「いい加減にもう姿を見せたらどうだ?」王子様が植木鉢を消した瞬間、ピタッと止まって言った。

・・・あれぇ?バレちゃってた?

任務1はまだ続きます。

本当はもうちょっと話を進める予定だったんですが説明ばっかりになってしまいました。ごめんなさい。

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