秋風/遊び心
ついに始まりました!第2章!!
まだ、未完成ですが、作者の頭の中では物語できてます!!
(秋風)
悲しみの音響・・・。
どこからか、流れてくる・・・。
思い出の時・・・。
頭の中で空回り・・・。
みんなの笑顔・・・。
今、散って消えてゆく・・・。
俺の犯した罪がどんな事であれ、誰からも今じゃぁ、許してもらえない・・・。
目の中が熱くなり、胸が苦しい・・・。
俺は、このままどうなるんだろう!?
分からない・・・。誰もこたえようとはしない。
なぜかって!?そりゃあ決まっている!
俺の罪が大きすぎた!・・・重すぎた!なのに、罰を受けなかった・・・。
罰から、逃げ回っていた!
今、俺がもう一度、あそこに戻るとしたら、どうするだろう!?
きっと、同じ過ちはしないだろう・・・。
理由はない。ただ本能がそう言う・・・。
そういや、この景色、前もみたよな!?
暗闇という、景色を・・・。
俺は、助けが来ると思いこんでしまった。
だが、あきらめた。
罰のない俺はやり直す必要はないと思ったからだ・・・。
・・・明日は、明日。今日は今日。月日は流れ、明後日に・・・。
意味不明な言葉を心に刻みつける。
何のためかは分からない。
俺がこないと、あそこはどうなるのだろうか?
そんなことを思い始める。
ぴかっ!?
暗闇に一つの光。
光よ、光よ、光よ、ひかり!俺はどうすればいいのだろう!?
光は答える。か細い声で・・・。
「行きなさい。あなたの罰はありません。ですが、あなたに使命を与えます!」
辺り全体に光が差し込む。
「次のみんなは幸せに・・・。」
そのことばで光と闇は消えた。
(遊び心)
目を開けると、引っ越して間もない俺の部屋の天井・・・。
「あいたたた・・・。足が痺れてるし。」
俺は、痺れた足をなんとか真っ直ぐに伸ばす。そして再び、天井とにらめっこ。
今日は、土曜日か・・・。
ふと、頭の中に浮かんできた。記憶が曖昧だ・・・。さっきみた夢の記憶しかないみたいだ・・・。
「・・・暗闇。光・・・。あのときと同じような夢だったな・・・。」
あのときとは、電車でここに来るときのこと・・・。
あのときも記憶が曖昧だったけ・・・?
びゅーー!
俺がそんな事を思っていると、窓から少し肌寒い風が入りこんできた・・・。
「おー。寒っ!誰だよ、窓開けたの!」
俺は、まだ少し痺れている足で立ち上がって、窓の所まで歩いていく・・・。
(窓開けたの俺だったような気もするなー。まあ、いいや!)
腹のなり出した、午前7時30分頃・・・。俺は、飯を食いに階段を降りるのだった。
ガチャ!
リビングのドアを俺は勢いよい開ける!
「おはよー!!」
今日も朝から元気いっぱいの挨拶をリビングいっぱいに響かせる俺!挨拶って気持ちいいなー!
トゥルルルル!
気持ちよい挨拶を終えたとたんに、リビングにある電話がなり出した。
「龍牙ー!おはようは、いいから、電話にでてちょうだい!」
ガーン!
なんだよ!人がせっかく気持ちいい挨拶したのに、その言い方はー!
「龍牙!よろしく頼むぞ!がはははは!」
テレビをみながら笑っている親父・・・。暇なら親父が電話しろよ!
そう思いながら、結局、俺は受話器を取った。
「はい!もしもし、海道ですが、何か御用ですか?」
俺は、少し早口でしゃべる。昔からの癖だ。いらいらしたら早口になるという癖!
すると、受話器の向こうから、思わぬ人からの声がするのだった。
「えっ!?」
俺は、驚きを隠せなかった。
だって、電話の相手は・・・。