表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
14/38

気持ちを、教えて。

諒は、何度も、花梨に、連絡を、とろうとしていた。花梨は、前とは、違う部署に、代わり、勤務先も、諒のいる棟とは、全く別になった。花梨は、内心ほっとしては、いたが、未練が、ないかというと、ない訳では、なかった。諒との時間は、長かった。いくら、瞬と、一緒にいても、時折、諒と、過ごした時間を、思い出した。

・・・これでは、いけない・・・

そう、思っても、また、諒を、思い出してしまう。それを、埋めるように、瞬との時間を、もつのだった。逢えば、逢うほど、瞬の、花梨への、思いが強くなり、自分だけに、独占したいと、思いが、強くなっているのを、感じてしまう。瞬が、強く花梨を、思う程、花梨は、諒への思いとの間に、揺れた。

その日も、瞬の部屋にいる時、突然、花梨の携帯が、なった。

「携帯、なってる。」

「うん」

「出なきゃ。」

花梨は、手を伸ばそうとした。

「誰から?」

「うん・・・。諒かな」

「駄目。」

花梨の携帯を取り上げた。

「やめて」

「今は、俺といるの」

「でなきゃ」

「こっちが、優先」

瞬は、花梨の、顔に出せまった。

「大切な話があるの。」

「何の話。」

「鍵よ」

瞬の唇が、花梨を、塞ごうとしていた。

「鍵?部屋の?」

瞬の動きが、止まった。

「そう。まだ、返してくれないの。」

「俺が、出る。」

「駄目。」

瞬が、携帯に出ようとするのを、花梨あお、阻止しようとしたが、駄目だった。

「誰?」

瞬が、でてしまった。

「返して、欲しいって、いってるんだよ。俺?そんなの、いいじゃん」

言うだけ、言うと、瞬は、携帯を切り、花梨に、投げつけた。

「何も、鍵かえれば、済むでしょ。俺が、手配するから。」

「区切りが、あるでしょ?」

「そういって、逢ってたら、きりが、ないでしょ。あなたが、傷つくだけでしょ。」

言ってから、瞬は、少し、考えて。

「俺じゃ、駄目なの?」

「そんな事言ってない」

「まだ、花梨は、迷ってるんだよね。」

瞬は、優しく、花梨を、抱き寄せた。

「俺、待たないよ。迷ってるなら、花梨を待ってた昔とは、違うんだ。」

「瞬」

瞬は、いつでも、自分を、待ってると、思ってた。

「待つだけなのは、もう、嫌なんだ」

「・・・」

「答えが、ほしい」

「・・・・」

「花梨の、今の気持ちが、知りたい。」

いつも、一緒にいても、心が、諒に、傾いているのを、感じてしまった瞬の、正直な気持ちだった。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ