間取りとは
魔法のリノベ面白いです。
間取り。
それは住宅の部屋の配置のこと。RとかDKとかLDKとか。そういうやつ。
Rはルーム。
Dはダイニング。
Kはキッチン。
Lはリビング。
1Rはワンルームで、一人暮らし用の部屋の中に、キッチンがそのまま仕切りなくある。
1Kが形自体は同じだけど、部屋とキッチンの間に明確に仕切りがされている形。
ダイニングはご飯食べるところで、DKになるとダイニングキッチンだから、キッチンとご飯食べるスペースがある間取りになる。
「ん? 1Dってよく聞くけど、ダイニングだけあるってこと?」
「それワンダイレクション」
「あ、そっか」
優那にベッドの下かツッコまれた。
聞き覚えあると思ったんだよね。
このDKがさらに進化して、LDKになると。リザードンだ。
これらのアルファベットの頭に2DKとか3LDKとかいう数字が付く場合、それは部屋の数を示す。
つまり、今の住まいがLDKを覗けば畳部屋が1つと、私たちが寝てる子の寝室が1つで、2LDKになるわけだ。
「ということは、お母さんとお父さん、私と優那で4つ部屋が必要だから、4LDKが必要ってこと?」
「お父さんとお母さんは一緒に寝るから、最低でも3LDKで問題なし」
「あ、そか。でも、最低でもって?」
「普通は畳部屋がリビングに隣接してるくない? あれも入れるなら4LDKでしょ」
「確かに。でも畳部屋っているの?」
「いる。ゴロゴロしたい」
「優那は怠惰マンだなぁ」
「怜那に言われたくない」
あ、蹴られた。
ベッドが壊れるでしょ。
「つまり、3LDKか4LDKくらいの家がいいってことか。なんだ簡単じゃん」
「それをどこにどう配置するかでしょ。1階なのか、2階なのか」
「えーでも、普通部屋は2階じゃない?」
「そうでもないみたい」
と、優那からメッセが届き、底に張り付けられたURLを見る。
それはYoutubeのアドレスだった。
「ルームツアー……?」
動画では、どこかの誰かの家を外から中まで動画で案内していた。
所々で、こだわりポイントや後悔ポイントを紹介している。
「ふえ~すごい。丸見えだ」
「こうやって自分の建てた家を紹介するのが流行ってるみたい」
「おしゃれ! 私もやりたい!」
「反対。防犯面でデメリット多し」
でもでも、すごい綺麗な家ばかりだ。
その動画は2階がLDKになっていて、逆に寝室なんかを1階にまとめている。
次の動画は平屋で、全部1階のもなかちゃんが教えてくれたやつだ。
その次も。その次も次も。
いろんな家が、たくさんある。
眠気に襲われ始めた私の脳が覚醒する。
その夜、私は動画検索の渦に飲まれていった。




