はるかな物語２

幼なじみの春彦と佳奈。
春彦は、ある事件に巻き込まれ瀕死の状態に追い込まれた佳奈を助け出すことに成功する。
しかし、佳奈は両脚が麻痺し、心に大きな傷を負い、頑なに心を閉ざす。
その佳奈の心を開かせ、前を向かせたのは春彦と今は亡き悠美だった。
悠美は、佳奈の心を優しく包み込み、春彦は佳奈の心の支えとなる。
それにより佳奈は春彦に心を開き、両脚を取り戻すためにリハビリを行う決心をする。
リハビリは辛く、折れそうになる佳奈の心を支える春彦や木乃美。

小さな頃から春彦に恋心を抱いている佳奈。
両脚が麻痺している自分の体を思い、春彦を見ているだけで満足しようと自分に言い聞かす佳奈。
佳奈の傍に居ることで今まで、幼馴染としか見ていなかった春彦に佳奈の存在が幼馴染から一人の女性に変わっていく。
しかし、『同情から佳奈を好きにならないように』と舞の言葉に自問自答する春彦。

それでも前を向き歩き始める佳奈。
二人の思いは少しずつ近づいて行くが、その二人に佳奈を監禁した一味の残党の暗い影が近づいて行く。

はるかな物語２　『それぞれの決意』
～春、あなたがいれば～