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大切な人  作者: ラン
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大切なあなたへ

中学二年の春

私は始めて恋をした私は世界でも有名な水島家の長女

私は生まれたときから親に決められた婚約者がいた。

でも、私は始めて恋をした。

「鈴様今日のスケジュールですが」

「ねー少し疲れたわ」

「でしたら飲み物でも」

私に自由なんてなかった親に決められたことを毎日同じようにこなしてきた・・・

「危ない」

「え、」

これが彼との初めての出会いだった

「大丈夫でしたか」

「えー大丈夫よ」

「本当にすみません」

「鈴様お怪我は」

いつも私は守られてばかりだ・・・

「平気よ」

「あなた鈴様に何かあったらどうするおつもりですか」

「お黙りなさい」

私は自分がずっと嫌いだった守られてばかりでただ親のいいなりになって「すみませんでした

無礼なことを言ってしまってあなたのお名前は?」

「飛鳥光です」

「水島鈴です」

初めてだった自分からこんなにも不思議な気持ちで相手に接したのは・・・「では失礼いたします」

彼は笑顔で手を振ってくれた。

私は人と話したりすることは毎日のようにあるのにこんなにも楽しかったのは、初めてだった。「鈴様学校です」

私にとって毎日が憂鬱だった・・・

学校へ行っても水島家の娘としか見てくれないからとても嫌だった・・・

どこへ行っても水島家の娘としか見てもらえない

どうして私は普通の女の子として友達と遊んだり話したり

したいのに・・・

「あれ君は昨日の」

「飛鳥様」

「飛鳥様なんてガラじゃねーよ」

まさか会えるなんて

思ってもみなかった

「こんなところで何してんだ」

「学校へ行く途中です」

「へーどこ中」

「雪白学院です」

「マジで雪白って

セレブ学校じゃん」

「私の家有名らしいから」

「ふーんでも

水島さんって普通の女の子と変わらないよ」

私は彼の言葉に涙が

とまらなかった。

彼は私が落ち着くまでそばにいてくれた。

「落ち着いた?」

「ごめんなさい私ったらご迷惑を」

「大丈夫だよ」

私は彼に私の家のことを話した。

「そっかつらかったな」

「私にこんなふうに接してくださったのは飛鳥様が初めてなんです。

いつも水島家の娘としか見られませんでしたから」

「じゃー改めて飛鳥光です光って呼べ」

「水島鈴です

光様」

「様はなし」

「じゃー光君」

「なんだ鈴」

「私の名前」

「嫌だったか」

「うんんうれしい」

「え、鈴」

とってもうれしかった初めて私のことを

水島家の娘ではなく

水島鈴として見てくれる人がいるって初めて知りました。私たちは休みの日に

よく会うようになりました。

「鈴走るとこけるぞ」

「平気よきゃっ」

「鈴たくあぶねー」

「ごめんなさい」

「ほら手かせ」

「え、」

「つないでたら転ばないだろ」

「はい」

光君と会っているときだけが私にとっての一番の楽しみだった。

「じゃーまたな」

「今日はありがとう」

彼がいなくなるのが不安でたまらなかった・・・

「鈴」

「ごめんなさいなんでもないの」

こんなにも悲しいなんて彼がいなくなってしまうんじゃないかとそんな気がした

「鈴俺はいつだって

お前のそばにいる」

彼の言葉が何よりも

うれしかった。


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