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東方開拓都市イスカの民話集

イスカの洞

作者: 笹本廉太郎

イスカの街の近くにとある洞窟がある。



洞窟は2層構造になっているらしく、1層と2層共に調査の手が入りきっており入り口には兵士の詰め所が置かれ、

ダンジョンから魔物が出てこないように監視されている。


当然ダンジョンにはすでにめぼしいものもないのだが、新兵や初心者冒険者たちの訓練場として定期的に利用されている。

しかし、洞窟に関してとあるうわさがまことしやかにささやかれている。


実は2層の下にさらにいくつかの階層があるという噂である。

未だ誰も到達したことはない話なのだが、うわさが流れるのにはとある理由がある。


遺跡となったかっての市街地跡からとある文書が発見されたのだ。

文書の内容はこのあたりにかつて住んでいたドラゴンを研究している魔術師の研究書類であり、

そこに3層に研究資料が、4層にはドラゴンの巣近くへの転送陣があるとの記載があった。


ドラゴンの研究資料、それは現代の研究者だけでなく旅先でドラゴンと接触する可能性がある冒険者にも需要があり新兵や初心者にまじってベテランの冒険者の姿も見受けられるという。


開拓府もこういった状況を認めているらしく、こういった冒険者を新米の教育に充てるように画策しており、

実際に、このうわさが流れてから冒険者の質は少し上がったのだという。

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