表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
67/288

初めての学園③

 



そして、三日後。


私はウィルさんが持ってきてくれた地図を頼りに学園を目指す。

店は食堂の仕事が終わってからの夕方から開店する事ににした。

少しの時間しか開けられないけどリーフィ達だけでお昼の時間開店するのは難しいからね。



しばらく歩いていると大きな建物が見えてくる。

……地図的にはここなんだろうけどこの大きさって……。


ギルドですら凄い大きかったのにギルドより更に大きい。

食堂の仕事一人で出来るだろうか。





「あら~、貴方はどなた?」



前から歩いて来たふんわりとした女の子。

白衣っぽい服を着ているけどこの学校の生徒なのかな?




「私は今日からしばらく食堂で働く者です」


「あらあら、私はこの学校の保険医ですわ。 理事長から伺っていますのでこちらへどうぞ」




……見た目的に十代に見えたんだけどこの人は何歳だろうか。

歩いてる後ろ姿を見て考えながらも私は先生について行った。




「ここです~。 リセルド・バーン、新しい食堂の方を連れてきました~」




にこにこと笑みを浮かべているバーン先生は更に子供っぽく見える。

中から男の人の声が聞こえればバーン先生と一緒に中に入った。




「初めまして、私はリード・セントレア。 この学園の理事長をしております」




高そうな椅子に座っていたのは四十代くらいの少し厳ついイケメンだった。

……この世界はイケメンばかりなのか。




「初めまして、アヤミ・ファレスです。 今日から精一杯頑張りますのでよろしくお願いします」




ぺこりとちゃんと頭を下げながらも理事長が良い人っぽいので安心する。

嫌な人ならストレス溜まってくるかもしれないし。




「食堂では生徒がバイトをしているので指示してあげて下さいね」


「学生がバイトしているんですか?」


「ええ、授業に支障が出なければギルドでもバイトでも自由にしてるんです。 通っているのは貴族の生徒だけではありませんからね」




バイトしなきゃ生活出来ない子も居るんだね。

一緒に仕事するんなら仲良くなりたいな。




「あの、この学園の地図ってありますか? 広くて迷ってしまいそうなので……」



 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ