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従業員を増やそう⑤

 



「なら、ええんよ。 仲良うしようや」



敵(?)ではないと判断したのかボルギルフさんの目は冷たくなくなった。

ギルドマスターは優しいから老若男女問わずモテるんだね。




「何の話をしてるんだ?」



ガチャッと扉が開けばギルドマスターが戻ってきていた。




「何もないで」



ギルドマスターが戻って来たからか先ほどよりもテンションが上がっているように見える。




「(ボルギルフさんはマスター大好きな事隠してるんだろうか?)」




私は同性愛は賛成派である。

好きなものは好きなのだからそれで幸せになれるならいいと思う。




「まぁ、いい。 ……先ほどはこちらの受付が悪かった」



不思議そうにしながらもソファに座るギルドマスター。

そして、私に謝罪してきた。


ギルドマスターが謝ることじゃないような……。




「別に気にしてないです」



ボルギルフさんも助けて(?)くれたし、受付さんが私を嫌っている理由も何となくわかるし。


嫌われても平気ってわけじゃないけど気にし過ぎても病むだけだからね。




「彼女はクビにした。 私情で仕事を放棄する事はいけないからな」



クビって重すぎない?

私が言えることじゃないかもしれないけどたった一回無視しただけでしょ?




「今までにも同じような事を何回かしていた。 改善すると言う事だったので減給にしたが改善する気はなさそうだからな」


「まあ、当たり前やな。 あんなおばはんがゼイルん所の受付なんて認めへん。 シェイルやったら納得やけどな」


「おばはん……年齢はお前とあまり変わらないが……」




ボルギルフさんは自分以外が受付なら許せないんじゃ……。




「それにシェイルは……」


「シェイルは別や。 自分の正義を人に押し付けようとするし、学生の頃やって何の命だって大事やとかでゼイルを危険な目に合わせた事もあるし、命大事とか言いながら戦闘狂で試合の時相手ボロボロになるまで戦うし、シェイルのせいで虐められた子だって居るわ」




あー、ボルギルフさんは戦闘ギルドのマスターが嫌いみたいだね。

さっきまでにこやかな表情で話していたけどだんだんと眉間にシワが寄ってるし。


私は嫌いではないけど好きでもないかな。




「なのにシェイルは虐めに気付かんと“彼女たちがそんな事をするわけない”言うてたやん。 ノイズはたまたまシェイルと同じ班になる事が多かったせいで周りの女に理不尽に殴られたり、魔法を打たれたり……ノイズはシェイルから離れたがってたんに無理矢理一緒にさせられたんやで?」



弄られキャラって大抵理不尽に殴られるんだね。

多分、最強主人公の友達のサテラナ君も弄られキャラだからいつも殴られてるんだろうし……。


ってか、ノイズさん(?)誰かわからないけど不憫。




「ノイズはシェイルが嫌だったのか……」



主人公の友達の弄られ君は嫌だろう。

まあ、平気な人も居るかもしれないけど理不尽に殴られるんでしょ?


私なら絶対嫌。

学園を登校拒否したいくらい嫌。



 


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