表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
260/288

貴族の事情②

 



キースのリクエストであるチーズインハンバーグと付け合わせのハッシュドポテト、豆腐のお味噌汁、シーザーサラダ。

シーザーサラダは取り分けられるように小皿も用意して……野菜は食べた方がいいからちゃんとキースにも食べて貰わないとね。




「アヤミ、ただいま」


「おかえり、クロス」




ご飯を作り終わると丁度クロスも来たので迎える。

……付き合ってからおかえりって言うのがちょっと気恥しいんだよね……新婚さんみたいって思うのは私が気持ち悪いだけなのかも。




「あら、私が居ない間にアヤミお姉様を奪った泥棒ではありませんか。 自分の家じゃないのにおかえりだなんて図々しい」


「アヤミが俺を選んだからな」




あまり仲良くないと言うか喧嘩仲間みたいな感じなのかよくわからないけど、ギルドの仕事を終えたクロスとリーフィとで言い合ってる。

リーフィは元からクロスのことが好きじゃないみたいなんだよね。


でも、完全に嫌ってるわけではなさそうだから二人の喧嘩にはあまり口を挟まないけど。




「アヤミ、今からでもこのサラダ変えないか?」


「変えません」




テーブルに作った料理を並べてるとキースが私に近付いて来て言う、野菜がアレルギーとかで食べられないんじゃなくて単なる好き嫌いだから少しでいいから食べてほしいよ。

今の若い内ならまだ問題ないかもしれないけど、今後年を取って行くにつれてどうなるかなんてわからないんだからね。




「アヤミさん、他に何か持ってきます?」


「あー、確か漬物を漬けたんだけど食べてみる?」


「了解っす!」




にこにことしながらも冷蔵庫の中に置いある漬物を取りに行くレイファ。

アルフは細々としたお箸やお茶を準備してるし……でも、改めて思うんだけど六人になったらちょっとリビングが狭くなるね。


一応テーブルは前に追加で出したけど……大きめの家を借りるか買うかした方がいいよね。

買うのはちょっとローンみたいなの組まないと買えないけど。




「あ、そうだ。 さっきのマクレーン伯爵なんだが」


「何かあったの? 何か調べに行ってたみたいだけど」


「私は伯爵本人を調べましたけど駄目兄貴には伯爵夫人とマクレーン家のことを頼みましたわ。 因みに伯爵本人には特に何もなかったです」




先ほど晩御飯を作る前に言っていたことだろうかな?

何か言いかけてたけど、後でいいってなったからご飯の時にでも聞こうと思っていたんだけど。




「マクレーン伯爵?」


「うん、ディサンダ様とエスメラルド様が今日お店にいらっしゃって……実はアルフがエスメラルド様の妹さんの息子っぽいらいくてね」




クロスは学園に行ってたから知らないから説明をしておく。

反応的にはクロスもお二人を知ってるのかな?


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ