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妨害の行方➉

 


……ついに辿り着いてしまった……。


私の目の前にあるのは前までちょっと通っていたコーネリアちゃんのお家。

行きたくはなかったけど、今回は私の店への嫌がらせのこともあるから仕方なく腹を括ったよ。




「お嬢様、レファール様、そしてお連れの方々、お待ちしておりました。 旦那様も他の皆さまもお待ちでございます」



「すぐに案内してください」




執事さんに案内されながら広い屋敷に入って行く。

……今まで何回もコーネリアちゃんの家にお邪魔したことあるけど、コーネリアちゃんのお父さんに会うのは初めてだ。


今更ながら緊張してきたかも……。




「ここでございます。 旦那様、お嬢様とレファール様、お連れの二名様をお連れしました」



「ああ、わかった。 入っておくれ」




執事さんが部屋のドアを開けると中には銀髪で眼鏡をかけた男性、お兄さん、信号機くんたち、桃色の子が座っていた。

信号機くんたちと桃色の子は私たちを睨んでいるけど……。




「お父様、お忙しいところありがとうございます」



「可愛い娘の為ならいくらでも時間を取るよ」




にこやかに笑って居るお父さんはとても優しそうな感じだった。

コーネリアちゃんにとったら心配させたくないから私の家に住んでることは秘密にしてるもんね。




「よう、リアス」



「グェンもありがとう。 コーネリアが色々頼んだみたいだね」



「まあ、それはこっちの都合もあったからな、気にすんなよ」




同級生って言ってた通り仲の良さそうなレファール隊長さんとコーネリアちゃんのお父さん。

軽く会話してるけど、これからする話の内容を考えれば胃が痛くなってきてる気がする……。




「お父様、こちらが私がいつもお世話になってるアヤミ・ファレスさんと同級生のクロス・リストルさんです」



「それはいつも娘がお世話になっているね。 最近コーネリアが楽しそうだと報告を受けてるよ。 さあ、座っておくれ」




にこにこにこにこしてるお父さんの言葉に少しホッとしながら私たちは空いてるソファーに座る。

……座ったから余計に信号機くんたちに睨まれるのが近く感じてしまうんだけど……。




「今日の話し合いの内容は俺が言わずともリアスにはわかるだろ?」



「ああ、家のリヒトがそちらのお嬢さんに迷惑をかけたみたいで申し訳ないね」




普通に会話してるけど、何で知ってるの?

レファー隊長さんの様子からレファール隊長さんが言ったわけではないみたいだし……宰相さんってそんなに凄いのかな……。




「父さん、俺はコーネリアのためにやったんだよ? そこは勘違いしないでほしい」



「勘違いをしてるのはお兄様ではなくて? 私はそんなことを望んだことは一切ありません」



 

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