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一 転校生な話

ギャグセンスが低いのにコメディーです。

「ほのぼのシリアスギャグ感動」という訳の分からないものを目指しております。

しかし、文が下手なので如何せん……。

気長に、温かい目で見てくださいな。

 春、しかし入学式は既に終わった4月下旬


「こちらが転校生の……――」

「佐藤 唯一ただひとです、これから、この教室でお世話になります。よろしくお願いします」


 ここは、栄光学園えいこうがくえん。僕がこれから過ごす学びの庭。観察室からの移動先。

 敗戦後、敵国に解体された研究室から、一つの実験体が持ち出された、そう僕のことだ。

 研究者が変わっても求める物は一緒だった。


 心の実験。


 完全に兵器として感情を消された僕に心は生じるのか? それの観察。

 僕は、といえば抵抗もせずについてきた、何せロボットだからね、感情はないんだ。

「その清菜さんの隣に座ってください」

 と、森先生が案内してくれた、男子に人気がありそうな女教師だ、女子にもあるかも知れない。だが結構年、行ってるね。

年増としま言うなボケェェェ!)

 率直そっちょくな真実を見つけたら睨まれた、さっそく先生との間に、以心伝心の絆が生まれたようだ

(“率直な真実”ってなんですか? 私はまだ若いのです! 29なのです!)

 っと、視線が語っていた。僕に軍知識を詰め込んだ教官は29でオッサンと呼ばれていたので、ここはその視線を無視し、かわりに人間に効く微笑みを送っておいた。

 僕が席に着くと、

「おい! 普通すぎる転校生!」

 さっそく友達が出来そうだ。僕は感情の無い笑顔を作って、声をかけてきた隣の女子に向けた。清菜さんだっけ?

《ショートカットの髪は活発さの源である》と、誰かが言っていたように、目の前の女子は見るからに活発そうだ。それはもう馬鹿みたいに、

「ん? なんですか?」

 どんな相手でも最初は敬語。それは軍事・スパイ部門の基本だ、

今にして思えばロボットに礼儀作法を教えるなど馬鹿としか思えないが……、僕は何も思わない、つまりあの研究員たちは馬鹿だったんだね、あはは。

「お前、馬鹿だろ」

 おっと、初対面に馬鹿といわれた時のマニュアルが無い……、どうしよう? とりあえず怒っておこう、だけど効率的に。

「君は頭が優しい人だね、僕はそんなに馬鹿じゃないよ」

「なっ!」

 やっぱり怒られると、逆に怒り出すのでしょうかね? 怒りを引き出す挑発なんだが、彼女は、

「優しい? 私が……、そうか……、お前いい奴だ!」

 おやおや、勘違いしてしまわれている、これだから馬鹿ってやつは、

「どうやら手の施しようが無いね、君は」

 きっと気付かないだろう、この皮肉には……、予想どうり彼女は、

「そうだろう、そうだろう! 何せ天才だからな! はっはっはっ!」

 う〜ん、関わり合いたくないなぁ……。

 進行度は、かなり末期症状すげーばかみたいだ、ここまで行くと病名は何になるんだろう? すがすがしい馬鹿?

 まあ、とりあえず彼女の事を“馬鹿”と呼ぶ事にする、無い心の中でね。

 あとはクラスメイトと適当にテンプレートにのっとったった挨拶をし、無事、転校一日目が終了した。

 

 個人的にはなかなかの好印象だったんじゃないかなぁ? 

 ……それにしても僕はこの学びの庭で何を学ぶのだろう?


本当に連作になるのか不安なライチです

誰も見なくてもどーせ自己満足ですし?

未完で終わってもいいかなぁなんて

そろそろ真面目にエピローグを考えねば……卒業式?

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