はじまればいい話
初めての小説だったりしなかったり。
とにかく飽き症なライチの、なぜかコメディーな作品です。
コメディーなのに最初はめっさシリアス……何故?
研究員Cの、研究のための資料設定
ここに載っているのは手探りな研究員たちの不器用な実験の過程。そして、ある少年の観察録だ。
ここでは“心”が研究されていた。戦争に、軍事に利用されていた。
研究は、ずさんなものだった。
少し前まで戦争があった。
其の為の歩兵、最強の歩兵。
そうなるべく作られた物は人としては生まれずロボットになる。
【no original’Face Soldier】通称 Nofs ノフズ
【ノーオリジナルフェイスソルジャー】感情の無い兵士
それは100人作られた。無事生まれたはずの赤子を取り上げ、記録上、死産になった子供たちで作られた。
物心つかない子供に人を模したロボットを延々壊し続けさせたり、無駄な作業を延々繰り返させたり、
だが、それでも人間から心の発生を止める事はできなかった。
100人の被験体、その全てに心の発生がみられた。
彼らは人間だった、
初の被験体、その例外を除いて……。
シリアルナンバー0 その少年に心は生まれなかった、いやただ単に心の発生が見られなかっただけかもしれない。
しかし、研究員たちの困惑をよそに、彼は課されたことを黙々と続けた。まさにロボットのように。
ありとあらゆる軍事的知識が詰めこまれ、彼は戦闘機械となった。物となった。
だが、“それ”を使う前に戦争は終わった。敗戦だった。
研究所には、敵国により解体命令が出された。
あっという間に、世界に平和が訪れた。
研究所長夫婦の息子である“それ”は、どこへ消えたのか……。
今となっては、誰も知らない……。
「大体、こんなところか?」
連作予定、更新未定の長編だったりなかったり。
このうち更新はマジで不安定なので、気長に完成を待ってね。
たまに連続更新or一ヶ月放置です。
気にならない人は、最後までお付き合いをば。