表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

夏生詩集

こんな……

作者: 夏生

日曜日の夜

時間は容赦なく過ぎてゆき

思い出したくもない

覚めきった現実が

ニコリともしないで

正座して待っているような

気まずさを感じる



ずっと休みだったらなぁ

好きなことだけで

過ごせたらなあ、と

幾度となく考えては

ハエのたかった自分が浮かんできて

恐ろしくなって諦めて



起きたくない朝に起き、

寝ぼけた顔を洗い流して

げんなりうんざり鞄に

押し込んで

なに食わぬ顔を装い

流れの中にまぎれてゆく


こんな大人になりたくなかった

いつかの自分がボヤく

こんな人生でいいのか?

いつかの夢追い人が迫ってくる


こんな、なんて言うな

必死で生きているんだから


きっと、この先のいつか

今を眩しく思う日が来る

こんな、じゃなくて

これほどの時があったと、

崇めたくなる日が






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] 夢追い人…自問自答して今を美化してるような詩。←美化は綺麗事ではなくいい意味。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ