こんな……
日曜日の夜
時間は容赦なく過ぎてゆき
思い出したくもない
覚めきった現実が
ニコリともしないで
正座して待っているような
気まずさを感じる
ずっと休みだったらなぁ
好きなことだけで
過ごせたらなあ、と
幾度となく考えては
ハエのたかった自分が浮かんできて
恐ろしくなって諦めて
起きたくない朝に起き、
寝ぼけた顔を洗い流して
げんなりうんざり鞄に
押し込んで
なに食わぬ顔を装い
流れの中にまぎれてゆく
こんな大人になりたくなかった
いつかの自分がボヤく
こんな人生でいいのか?
いつかの夢追い人が迫ってくる
こんな、なんて言うな
必死で生きているんだから
きっと、この先のいつか
今を眩しく思う日が来る
こんな、じゃなくて
これほどの時があったと、
崇めたくなる日が