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頭に隕石がぶつかったら、スペースオペラが始まった。  作者: 大間九郎
二章 さあ、お約束のハーレム展開だ
12/14

深見深、やっと宇宙へ

やっと宇宙に旅立つでござる―


「う~ん」

「あ~シン君おきた~?」

「頭が割れるように痛い」

「あ~頭割れたからね、しょうがないよ~」

「頭割れたの!?」

「頭割れたよ~そして今も~」

「今も割れてるの!?」

「今は大丈夫だよ~アロンアルファ~」

「アロンアルファーでつけたの!?」

「言ってみただけだよ~セメダイン~」

「セメダインでつけたの!?」

「うそだよ~」

「ねえ本当にウソなの!?」

「本当にウソ、頭は自己再生したから大丈夫だよ~それよりほら~」

「あ! 珠代!」

「助けだしてみました~」

「『ジャルパカ』グッジョブ!」


 ここはきっと最初に『ジャルパカ』に連れてこられた地球上の拠点だろう。あの真っ黒な球体見たことあるし。


 珠代は透明の筒の中で液体の中に浮かんでいた。


「『ジャルパカ』これって生きてんの?」

「あーぜんぜん生きてるよ、地球人が入れた発信器とかICチップとか排除してるとこ~レプリカントは人間より生命力も基礎体力も全然上だからすぐに元気になるよ~」

「『ジャルパカ』あんがとな」

「あ~ここでデレなんだシン君は~少し複雑~でもどういたしまして~」

「うん、ありがと」

「いいよ~それよりこの先どうするのシン君? もう地球の中にシン君と珠代ちゃん安心して暮らせるところないよ~地球の敵だから、シン君と珠代ちゃん地球の敵だから~」

「どうするって言われてもなー俺地球だけが世界って生きてきたわけじゃん? 宇宙人だって昨日初めてその存在を知ったわけじゃん? 地球に居場所がないって言われたんって行く場所なんかないよ」

「宇宙に出てみる~?」

「いやそんな簡単に言っても宇宙だぜ!?」

「いや簡単だよ~僕宇宙人だし~」

「そりゃそうだけどー」

「僕シン君にお願いがあるって言ってたでしょ、覚えてる~?」

「あー一緒についてきてくれってヤツ?」

「そうそう、シン君の頭に融合しちゃった恒星破壊装置、取引先まで届けなくちゃいけないってヤツ~」

「でも行ってどうすんの? 俺これ外したら死んじゃうんでしょ?」

「うん外したら死んじゃうし、外せないぐらいまで融合しちゃってるけどね~だから相手の人にシン君見せてこんな事情なんで今回はご縁がなかったことで~って弁解とかしたいんだよ~」

「あー珠代も一緒だけどいいの?」

「それは全然いいよ~兄妹だものね~」

「そう、兄妹だからな」

「それじゃ~契約成立って感じで、行きましょうか宇宙へ~」

「行きますか宇宙へ」 


           ☆☆☆☆


「儲けが出たら山分け、6・4な」

「え! 儲け出たら分けるの!?」

「当たり前だろうが! 俺が6でお前が4だろうが!」

「なんで!? シン君とてつもないピンハネだよ!?」


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