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第二話『魔法使いなんです』

はい、第2話です。

グダグダですがごゆるりとどうぞ。

市街地にあるちょっとだけ高級なマンション。そこが俺の家だ。

親父は仕事先が海外なのでそこに住み、母さんは親父を追いかけて親父の住む海外へ。つまり俺は一人暮らしなのだ。

住んでいる部屋は二階にある(21)号室。…なぜかこの部屋だけ番号に()があり、20号室、(21)号室、22号室となっている。

そんなどうでもいい話はさておき、空から落ちてきた謎の少女を部屋まで運びソファに寝かせる。

「さて、どうしたものか…」

少女を運びながら俺は二つの予想を立てていた。

一つはコスプレイヤー。

コスプレしてウキウキしている所うっかり足を滑らせて地面へボッシュート。そこに俺が通りすがった。 もう一つは…。いや、これはありえない。あってはならないことだ。

「う…ん…?」

考え事をしていると少女が目を覚ましたようだ。

「ここは…?」

「大丈夫かい?」

「…ッ!誰!?」

声を掛けると少女はソファから飛び降り壁を背にして俺を睨む。

「待ってくれ!俺は怪しい者じゃない!君が倒れていたのを助けただけだ!」

「…え?そうなの?」

「そうそう。分かってくれたなら座ってくれる?」

警戒する少女を優しく説得し宥める。

「…空間調整の失敗かなぁ…」

「え?」

「ううん!何でもないの!」

少女は何かを呟いたようだが何事も無かったように正座する。

「えっと…」

「俺は青木茂。君は?」

「私はネネ。ネネ・ミネラです」

「ネネちゃんかぁ。外国の人?」

「はい、ティンウッドマン出身です」

「てぃ、ティンウッドマン…?」

何だそりゃ。聞いたことが無い地名だ。

「それって何処の国?」

「え?ティンウッドマン自体が国の名前ですけれど」

「……」

話がややこしくなりそうなので話題を変えてみる。

「何か上から落っこちたみたいだったけどどうして?」

「うーん。多分空間移動魔法の着地地点調整の失敗ですね。そこまで細かくいじらなかったし」

「………」

ち、違う話題を…。

「その服装はどうしたの?何かのコスプレ?」

「いえ、これは魔法の効果を上げる装束です。空間移動魔法を使う場合はこれを着るんです」

「…………」

話題を…。

「さっきから魔法がどうこう言ってるけどそれは本気で言ってるの?」

「はい、だって私、魔法使いですから」

「んなわけあるかぁぁぁぁぁぁっ!!!」

「きゃっ!?」

なんてこったい!よりによってもう一つの予想、『本物の魔法少女説』が当たるだなんて!



「…で、ネネちゃんはこの世界の人ではないと」

「はい、そういうことです」

ネネちゃんから受けた説明を簡単に言うなら、

ネネちゃんはこことは違う世界、『魔法界』と呼ばれる「魔法が発達した世界」の住人らしい。 そしてネネちゃんはその中にある「ティンウッドマン」という国のお姫様で、修業の一環としていろんな世界に散らばる魔法の源、『魔力』と呼ばれるエネルギーを回収しているらしい。

そしてさらに初めての魔力回収としてここに来たんだが着地に失敗して気絶し今に至るそうだ。

「うんうん。君が言いたいことはよく分かったよ」

「本当!?じゃあ…」

「病院、行こうか」

ゴスッ

「痛って!スネ蹴られた!」

「だって信じてないんだもん!」

「当たり前だろが!魔法使いなんですなんて言われてハイそうですかってすんなり通ると思うなよ!」

「じゃあ魔法見せたら信じてくれる?」

「おうよ。証拠があるなら信じてやるよ」

「言ったね?ちょっと待ってて」

そう言うとネネちゃんはトテトテとキッチンの方へ走る。

ふん、魔法なんてものあるはずが無い!どうせさっきの墜落で頭を打ってありもしないこと話してるだけ…。

「お待たせー」

準備ができたらしくネネちゃんは片手にコップ一杯の水を持って来た。

「よーし、行くよ」

ふふんと自信満々に腕を捲り(袖無いが)何処からか枝を全部剃った棒みたいな物を取り出す。

そして軽い深呼吸を繰り返し、

「『風よそよぎ私の元へ、その風で望む物を運んでおくれ』」

マイクがあるわけでは無いのにネネちゃんの発する言葉は部屋中にエコーで響き渡る。「『ウィンド・コントロール』!!」

そしてネネちゃんが棒をコップに向けると、中に入っていた水が宙に浮き出した!

「嘘だろ…」

「信じてくれた?」

水はネネちゃんの指揮で自由に動き回った後コップの中へと戻った。

「一つ聞いていい?」

「いいよ」

俺は一つの疑問を述べる。「このこと…俺なんかに話していいのかい?」

こういう『特別な力』は秘密とされ、他人に話せば処分されるなんていうのが漫画やアニメではよくある事だ。このこともそれに当て嵌まるのではないのかと危惧したのだ。

「その通りだよ。でも貴方は特別」

「特別?」

「そ、私の魔力集めを手伝って欲しいの」

「……は?」「だから、私の魔力集め手伝って」

「ええぇぇぇええ!!?」

中途半端な終わり方ですみませんm(._.)m

続きはなるべく早く投稿します。

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