二人のグラタン
掲載日:2025/11/06
日々生活をしていると、むっと引っ掛かってしまう時がある。それは、はたから見ていて二人のせいだ。
遅くない?なんで今の時間なの。
いや、仕事だったからさ。と男は言う。
だけどさ、早く会いたいし、と
目の端を緩ませた表情で、男は背を丸めた。
こっちは時計から目を外せないでスマホをソファーでと、彼女は頬をほんのりあかめた。
少しためらいながら、そっと、猫は彼女の足元へ彼を横目へ尻尾をふる。
彼女の足元へとそっと尻尾を巻きつけながら、部屋の奥のぬくもりへを、猫はふいっと寝床へ向かっていた。




