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9. ドラゴンとドラゴン


「ごぎゅりゅぅあっ!」


 硬質化した羽根を射出、さらにはスキルによる発火と電撃も放ちながら、私は『02』の龍へと接近します。そのまま体当たりもできるし、相手の出方次第では接触を避けることもできる、そんな塩梅で。


「シュゥウ──」


 やはり声ともつかない音を鳴らしながら、龍はとぐろをほどき宙にふわりと浮かびました。鋭さはないものの、なんともたおやかな身のこなしで物理攻撃(羽根)を回避、火も電撃も、この程度の出力では効いている様子もありません。

 こちらも飛んで追うべきか──なんて考える一瞬のうちに龍の生体魔素が震え、呼応するようにその周囲の滞留魔素も蠢き始めます。寸暇ののちに飛んできた反撃は……なんでしょうねこれ? 不可視の空気砲のようなもの? いやしかしこれは──


「ぐりゅぅっ」


 とりあえず身を捩って躱しましたが(アイサも飛び退いて避けたのを確認しました)、しかし風圧と呼ぶには確かな質量を感じました。地面にぶつかった瞬間にも、間違いなく重量感があった。けれどもやはり、風のように掴みどころがなく実体がない。不可思議な攻撃。まあ魔素由来の事象なんて大抵は不可思議なもんなんですが。


「ヨダカ」


 と、小さな囁きとともにアイサが私の背に飛び乗ってきました。同時に、気配がどんどん希薄化していきます。前に一度味わった私だからこそ辛うじて感じ取れるほどに薄まっていく。はいはい、しっかり掴まっててくださいよ。


「るぎゃうっ」


 できることなら短期決戦でいきたい。そのほうが危険も少ないですしね。ただ逸りすぎるのも良くない。相手の能力を見極め、通じるようならこっちの全力をぶつけてさくっと終わらせてしまいたいところ。

 今しがたの攻撃、不可視でこそありますが感知も回避もそう難しくはなかった。であればこちらも飛んで接近し、物理攻撃の有効性を確かめましょう。


「──さっきのがまた来る。あいつ自身はあれを“水”と認識してるみたい」


 コヒナちゃんの思考モニタリングがさっそく効力を発揮しています。なるほど“水”ですか。実体としての水ではなく、水のような性質を付与された力の波動めいたもの。


「ぎゅぁっ」


 直感的に解を得た次の瞬間には、警告通りの攻撃が飛んできます。それも幾筋も、風の刃のように軽やかにしなりながら。それでいてやはり、液体めいた質量を有している。言葉にすると矛盾の極みのような現象ですが……まあ回避は可能。空中で身を捻り、速度を落とさないままその全てを躱す。接近、同時、龍の顔面付近への発火攻撃も忘れない。全然効いてませんがまあ一応ね?


「ん、体を伸ばして回避、そのままこっちを締めあげるつもり──らしい」


「らりゅぐっ!」


 コヒナちゃんめちゃくちゃ優秀っ。正直ちょっと(クラス.Ⅳかぁ……)とか思っててごめんなさい!


 心の中でコヒナちゃんに謝りつつ、そのままの勢いで龍に向かって突っ込みます。分かっていればカウンターのカウンターまで容易、避けたつもりの龍の顔面を右前足で捕らえ力を込める。握り砕く……のは流石に無理ですが、しかし。


「ワタシもっ」


 私の腕を伝って、アイサが龍の顔面に取り付きました。敵がなにやらやってくる前に、彼女の右手が龍の額に触れる。


「シュゥ──ッ」


 いつかのダサ仮面どものようにどろりと溶解、とはいきませんでした。


「む……」


 触れた付近の鱗は爛れ、龍も苦しんではいるようですが、しかしその目に宿る敵意は健在。即座に反撃してくる気配が、私にも読み取れました。


「おっと」


 コヒナちゃんから警告を受けたのでしょう、アイサは素早く龍の額から飛び退きます。彼女を覆うように発生した不可視の“水”から辛くも逃れ……あ、いやちょっと掠りましたねこれ。

 その“水”が範囲を広げ私の前足を捕らえようとしますが、こちらは楽々回避。一旦距離を取ります。背中でアイサをキャッチ。

 

「ぐぎゅりゅぅうあ?」


「左腕が潰れた…………治った」


「うぎゅ」


 まあこれくらいの怪我は一瞬でしょう、今のアイサなら。


「スキルが通じてないわけじゃない。だけど、なんだろう……抵抗されてる?」


 アイサのスキルは直接相手の体に干渉するタイプですからねぇ。魔素の──なんでしょう、いわば支配力? のようなものの差で、龍には効きが悪かったのかもしれません。龍の体、龍の生体魔素とは言わずもがな、100%龍の支配下にあるわけですから。これは、私も竜だから分かる感覚なのかもしれませんが。


「でも朗報。向こうはわりとビビってるらしい。自分以外のドラゴンとか、自分に痛みを与える存在を知らなかったみたいで。あとついでに言うと“水”とクソ強フィジカルアタック以外にできることがないとか」

 

「りゃう」


 へぇ、そりゃ良いことを聞きました。いや相手の手札全部透けてるってめちゃくちゃズルいですね。コヒナちゃん様々です。私に効かなかったからって、ちょっと甘く見ちゃってました。


「ワタシもちょっと反省している。ちょっとだけ」


 しかしそうなるとあれですね、最大出力で一気に仕留めたほうが良いでしょうか。全力ってのはそう何度も出せるものじゃないので、機をうかがっていたのですが。

 で、その上できっちりとアイサに仕留めて貰う必要がある。威力は足りてるはずなんです。ならば抵抗する余裕をなくしてしまえば良い。


「──ん。かなり大規模な“水”がくる。一気に押し潰すつもりかもって」


「りゃ」


 恐れゆえの攻勢。とはいえあの“水”は一瞬触れただけでアイサの腕をひしゃげさせた。飲み込まれれば私とて危ういかもしれません。

 しからば話は簡単です。その出がかりを止めつつ、ダメージを与える。でアイサに繋ぐ。ここは再び私の出番でしょう。ドラゴンとしてだけでなく、『羽鳥機関』最初のクラス.Ⅴ、羽鳥 ヨダカとしても。


「シュ──」


「るぎゅぅううあぐっ!!!」


 龍の行動を咎めるように、大きく吼えて角を掲げる。

 私の持つスキルの全開、それにドラゴンの支配力を乗せて放つ。


「シュゥ──ゥ?」


 龍が私もアイサも、後方のコヒナちゃんすらも飲み込まんとした大波のような“水”は、そもそも発生しませんでした。その前に、私が滞留魔素たちに働きかけた。


「おぉ」


 アイサが漏らした声に、少し気分が良くなります。

 私たちの視線の先では、なにも引き起こせなかった龍が凍りついたようにその動きを鈍らせていました。いや、ようにというか実際に龍の体表は凍りつき、ところどころ鱗が崩れ落ちてすらいる。


「がぎゅりゅぁっ!」


 私の能力は、多くのスキルが分類される“魔素を変性させて超常を引き起こすタイプ”ではない。もっとシンプルで、ある意味物理法則に即した能力。


 魔素はダンジョンの現出とともに発見された、不可思議な事象の源たる非常識な新物質であるのは間違いないですが。しかしそれと同時に、既存のミクロな物質と共通するごく普通の性質も有しています。例えばそう、運動によって熱を生じる、だとか。

 

 つまり、私のスキルは滞留魔素の運動量操作。


 熱も発火も電撃も、ただ単純に魔素を激しく運動させて生じさせているだけ。超単純です。ま、生体魔素への──つまり生体内部への直接的な干渉はまったくできませんけどもね。


 で、まあ魔素の運動を止めてしまえば、発火やらなんやらとは逆に熱量が失われ凍結する。これもまた理屈で言えば超単純。今回は龍の周辺の魔素を軒並み完全停止させ、“水”の発生を止めると同時に龍の体表を凍りつかせた。


「──シュ、フシュ」


 はい、体表だけです。これ一発で仕留められるような常識的な存在じゃないです、ドラゴンってのは。


「シュ、シュゥ、シュ──」


 凍った鱗が崩壊するのも厭わずに体を波打たせ、どうにか周囲の魔素の支配権を取り戻そうとしている。まったく恐ろしい存在です。二十年前の私以下『鴉』がどれだけ苦労したのかが分かるでしょう。


「さすがヨダカ」


「ぐりゅぅっ」


 しかし今回は違う。アイサがいます。当時は存在しなかった、もう一人のクラス.Ⅴが。

 彼女を背に乗せたまま、私はもう一度龍へと接近します。なにがなんでも組み付き抑え込む気概でいく。さあ、次は再びアイサの手番です。


「らぎゅっ!!」


「うん、任せて」


 ──アイサのスキルはある意味で私と似ていて、またある意味では私と正反対かもしれません。私は早熟で、彼女は大器晩成型だったという点も含めて。

 

 生体魔素干渉。


 二十年前の『羽鳥機関』でも最高峰のスキルとみなされ、しかしその拡張性の高さゆえ強化措置にも多くの時間とリソースを要した。だから『竜巣01』ドラゴン討伐時には──発展途上かつ価値の高い能力ゆえに──隊に選出されなかった。


「今度こそ」


「りゅぁっ!!」

 

 当初は治癒能力として発現したアイサのスキルは、今や自身の身体強化に気配の隠蔽、欠損の再生、身体の腐敗溶解まで、魔素を有する生体に対してほぼなんでもありのインチキ能力になっちゃってます。


 それがいま私の目の前で、完成された状態で振るわれている。なんだか感慨深いですね。

 

「シュゥ──」


 流石に命の危機を感じ取ったのか反撃を諦め、身を捩って逃れようとする龍。


「ごぎゅりゃゅっ!!」


 しかしそうはさせません、私も竜の膂力を全開にして掴みかかり、その体を抑え込む。首を両前足で握り込み、龍の頭部を固定する。ほんの一瞬でいいんです。


「ありがとヨダカっ」


 さてさて先程は耐えられてしまったアイサの攻撃ですが。しかし今の、体表が凍結崩壊し魔素の支配も不完全な状態であれば──


「悪いけど死んで。ワタシとヨダカの為に」


「シュ──」


 先と同じく飛びかかっていったアイサが触れた、その瞬間に。

 龍の頭部がどろりと溶け崩れました。


「──ゥ」

 

 肉が溶けて頭蓋が見え、それすらもぐずぐずに腐っていく。影響を受けたのは頭部だけですが、いくらドラゴンといえども頭が溶け腐ってしまえば、さすがに生きてはいられません。


 二、三度全身を震わせたのちの絶命。それでもその長大な体が宙に浮いたままなのは、もはや意思にすら依らない龍としての有り(よう)なのでしょうか。


「うん、さくっと終わった」


「ぐりゅ」


 ですねぇ。

 クラス.Ⅴが二人、しかもその片割れは同格のドラゴン、さらには読心術まで。これだけ用意して全力でかかれば、龍すらもさしたる危機なく屠ってしまえるわけですか。当然勝つつもりではいましたが、いやまさかこうも一方的になるとは……


「で、竜殺しの云々とやらは」


「うぎゅりゃぅ」

 

 ええはい、さてある意味で本番はここからです。もしも本当に、竜殺しが竜の継承であるのならば、きっと私のときと同じように……


「っ、なに、龍の体が……」


 ああ、始まりました。

 頭部のなくなった竜の遺骸、宙に浮いたままのそれが、まるでその宙に溶けるかのように、崩れ消えていきます。崩壊とも消滅とも見えるそれは、しかし正しくは“分解”に当たるでしょうか。

 

 同じドラゴンの体で一歩引いて見ているからこそ分かりますが、どうも龍の体を構成していた生体魔素の結合が解かれ、空気中に放出されている様子。それでいてその魔素たちは霧散することなく、ごく自然なことであるかのように、龍の命を奪った存在──アイサの体へと殺到していきます。


「ぎゅるぅっ」


「ぅ、くっ!? ……こ、れが……っ」


 乾いた土に水が染み込むように、とでも言いましょうか。龍を成していた超常の物質たちは、アイサの肉体へとどんどん浸透していく。全て、あますことなく。それとともにアイサは体を折り、苦しげに呻き出す。


「……ぎゅ、くぅ、うりゅうぅ」


 間違いなく、私の身に起きたことと同じ現象が起こっている。そうと分かってはいても、苦しむ彼女の姿に思わず身を寄せてしまう。顔を擦り付け、アイサを支える。腕でそっと抱き込む。龍の魔素たちは、そんな私の体なんて存在しないかのように、アイサの体へ入り込むのをやめない。


「はっ、は……っ、ヨダカ、ありがと……っ」


 浅い呼吸とともに顔を歪めて、それでも私を感じ取ってくれるアイサ。私のほうも、彼女の体の変質が感じ取れる。私と同じものへと変わっていくのが、理解できてしまう。


「っ……はーっ、か、らだ、っが……!」


 やがて龍の魔素の全てが彼女の体に収まり。そしていよいよ、物理的な変容が始まりました。


「ぐ、ぅぁ、んぐ……っ!」


 肌に鱗が生えていく。体が肥大し、同時に縦に長く伸びていく。服はすぐに千切れ飛んだ。手足の形姿も変わり、人の形がたやすく失われていく。ぐんぐんと凄い速さで、彼女の体が龍になっていく。


「ぅ、ふっ、ふしゅ──っ」


 鱗の色はほとんど白に近い。僅かに紫煙めいた曇りがかかっていて、それが幾重にも幾重にも、アイサの全身を覆っている。体はあっという間に、先の龍にも近しい長さにまで伸びていて、縦長の頭部には枯れ木のような二本角。ヒゲはないんだなぁなんて、ふと考えてしまった。


 まさしく急激な変貌、変遷。この姿だけを見て、元が人間だっただなんて普通は信じられないでしょう。


「────っ────」


 ああけれども。

 異形になっても変わらない、長く揺蕩う淡藤の毛髪。紫陽花色の瞳。なによりそこに宿る意思。それらが紛れもなく、これがアイサなのだと伝えてきます。見た目の変わった私を、変わらず羽鳥 ヨダカと言ってくれたように。龍の姿になっても間違いなく彼女は羽鳥 アイサなのだと、私も断言できる。


 そんな愛しい存在が、私の妻が──


「────しゅぅ」


 ──めちゃくちゃ私の体に絡みついている。


「…………ぐゅ」


 いやまあ、くっついてましたからね。そんなヘビみたいな体になっちゃったら、多少巻き付いたり絡んだりしてるのは、うん、なにもおかしくないですよね。うん、そのはずなんですけどね。


 …………なぁんか嫌な予感するんですよねぇ、このぐるっぐる巻きの全身拘束。

 

 アイサー?

 そういえばあの、私がドラゴンになった直後、かるーく錯乱というか暴走状態? に陥ってたのをたったいま思い出しちゃったんですが、えー、あー……大丈夫そうですか…………?


 

「────しゅるあ♡」



 ウワァーッ!!!

 この女っ交尾のことしか考えてないっ!!!

 目を見りゃ分かる! 瞳に私への情欲(強い意思)が宿っている!!!


「ぐ、ぐりゅ? らぎゅるぅうっ?」


 ちょ、っとまって! ステイ! 落ち着いてアイサまじで!!


「しゅぐ♡♡」


 だめだぁー全然止まりそうにない! あちょ、ヤバいなんか締め付けがキツくなってきた……! いや痛くはない、痛くはないけども! むしろ圧迫感とか密着感とか鱗の感触とかが……その…………♡


 

「──おお、見てください。ドラゴン百合セックスです。満を持して」


〈満を持して〉

〈持しちゃったかぁ〉

〈見てください、じゃないんだよなぁ……〉

〈おいやべーぞドラゴン百合乱暴だ!〉

〈なんて?〉

〈婦婦だから合意やろ〉

〈ヨダカネキのほうもまあ満更でもなさそうな顔してるし〉

〈つまりドラゴン百合乱暴プレイ……ってこと!?〉

〈てかこれ映して大丈夫なやつ? BANされない?〉

〈幼女の教育には果てしなく悪い〉

〈これはあくまでドラゴン交尾という学術的に価値のある映像であって決してセンシティブなくんずほぐれつドスケベ百合セックスではありませんので〉

〈ほなセーフか〉

〈みんなドラゴンってつけときゃ大丈夫だと思ってない?〉


「──しゅるゅゅるぅっ、ふっ、ふしゅぅっ♡」


 い、いやいや私は流されないっ、さすがにこれはあんまりにもムードがなさすぎるっ! スピード感にも限度ってもんがっちょ噛みつくなバカぁ♡


「うゅあ、りゅぁあっ……っ♡」

  

 あ、やっ、なんかその絡み方やらしいんですよっぁんっバカなんでそんな鱗の擦り付け方テクいの♡

 本能か? 龍の本能なのかっ? これともアイサがただドスケベなだけかっ?

 

〈そこかしこでパチパチ鳴ってて笑う〉

〈ヨダカネキ 嬉ションじょばじょば 大興奮〉

〈とんでもねぇ名句が生まれちまったなアア〜!!〉

〈これでノーベル百合セックス俳句賞は俺んモンだぜ〜!!〉

〈だから君ら少しは自分の言葉dなんて?????〉


「しゅりゅ、っ、ふしゅるるるぅっ♡♡」


「んぐゅうぅうっ──♡」


 

 ……で、結局。

 コヒナちゃんや視聴者どもがやいのやいの騒いでいることすら気づかずに、それからしばらくのあいだ──アイサが落ち着くまで、私は興奮状態の妻に抱き潰されていました。物理的にも、性的な意味でも。二十余年ぶりの婦婦の営み、全世界に垂れ流し。なんか三十時間くらいヤってたらしいです。

 

 やぁーーーー…………ドラゴン同士ってこんな感じなんですねぇ。

 あ、あとこれは余談なんですが、最後らへんで逆鱗噛んだらアイサがへろっへろ♡になっちゃって、史上初めて私が攻めに回れました。やったね。




◆ ◆ ◆


 


 ──それからはまあ、横の相転移膜がすぐ閉じちゃって『竜巣01』に帰れないってことで、しばらく『02』で暮らすことになったり。

 龍戦でもの凄い有用性を示したコヒナちゃんが、その実績を盾に私たちの近くに居座ったり。パトロン探しのために始めたはずの配信が楽しくなっちゃったのか、段々とダンジョン(に住んでる)配信者として活動するようになってきたり。

 まぁーもうしょうがないんで、私とアイサでコヒナちゃんを竜巣深部でも戦えるように鍛えて、最終的に『竜巣01』に単騎で潜ってもらって二つの竜巣を恒常的に繋げちゃったり。

 私とアイサの間に生まれたドラゴンを、コヒナちゃんが妹のように可愛がったり。かと思えば、成長するにつれその子がコヒナちゃんを(つがい)的な意味で意識するようになっちゃったり。

 『ネオ羽鳥』を名乗る信じらんないくらいダサい格好したやつらが襲ってきたので、我ら真なる『羽鳥』一家総出で返り討ちにしたり。

 そしたら私とアイサの研究主任だった人が表舞台にでてきて、私たちの娘に興味を示したり。


 他にも色々というか退屈しないというか、そんな竜生がながーくながーく続いていったわけでしたとさ。当然、ずっとアイサと一緒にね。


完結までお付き合いいただきありがとうございました。ドラゴン百合セックス!!!!!

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三十時間ものドラゴン百合エッチを視聴した方が全世界に!(笑) コヒナちゃんはその姿を目撃しただけでなく二匹の思考も読んでいたんでしょうね♪満を持して! この二匹に影響を受けたコヒナちゃん、たぶん作中一…
よく見たら竜と龍になってんのね。我としたことがこんな簡単なことを! まぁ獣の交尾だから見ちゃダメなんて言わなくていいよな。30時間のアーカイブが残ってしまってどんな気持ち? 幻想種だからメスxメス…
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