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変化

雪視点


命が消えて行く母さんの体を持ちながらいなくならないでくれと叫ぶ。

「ぁさん、母さん!」

すると、ベットで寝ている事に気がついた。

「ぁれ?確か母さんを助けようとして、ここは?」

少し落ち着いてきて

(知らない天井だ)

まさか本当に自分が言うとは思わなかったネタを言いそうになった時ドアが開いた。入ってきたのは白い制服を着て点滴を持った看護師だった。

「血桜さーん入りますよー」

まさか起きているとは思わなかったのだろう彼女は

「!起きてる!先生起きてまーす!」

と言いながら走って行った。

しばらくすると医者と思われる人と先ほどの看護師それと父さんが入ってきた。

「良かった、目が覚め

「父さん!母さんは!?」

秋の言葉を遮るように雪は叫んだ。

「安心して、紅さんは無事だし退院したから。」

「良かった、助けられなかったと思った。」

安心したのか、体の力が抜けて倒れた。

「まだ本調子じゃないみたいだね、紅さんは朱音のところに行ってるけどすぐ来ると思う。それまでに医師の方が来てるから検査してもらいなさい。」そう言うと近くの椅子に腰掛けた。

「では検査するので別室に行きますよ。」

と言われて車椅子に乗せられて移動した。

その後数十分検査して動揺していた気持ちも落ち着いてくると体に異変がある事に気がついた。

(なんかいつもより声が高くないか?それに視点も低い。あと下半身が心もとない気がする)

そう考えていると看護師が

「尿検査するので採ってきてください。」

と言ってきたので近くにあった多目的トイレに行き患者服のズボンを下ろすといつも見ていたものがない事に気がついた。

「?、、!?ない!私の息子がない!?」

この時になってようやく自分が女の子になっている事に気がついた。


綾視点

一方その頃、綾と司は雪が入院している病院のすぐ近くの入学予定の魔防学校に来ていた。

「なんで!雪君に面会出来ないのよッ!」

「落ち着けって、紅さんも雪も命に別状はないって言うし目が覚めたらリハビリして1ヶ月以内には会えるって秋さん言ってたろ?」

「でも〜幼馴染なんだし看病したいじゃない」

「綾は雪の事好きだもんなー?なんだかんだいつもデレデレしてるし」

「はあ!?そんなわけないじゃない!確かに気にはしてるけどそれは幼馴染だからよ!」

そんな事を話しながら学校に入っていく二人、今日は入学前の体験入学にきたのだ。

「あれ?なんか雪君の悲鳴が聞こえたががする」

「馬鹿なこと言ってないで行くぞ、ほら」

「だれがバ火力ですってー?」

「言ってねぇよ!」


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