【マジカルネコニャンニャ中毒】
劇中劇です。息抜きで書きました。
ここで涼子の日本語の教材を少し見てみよう。
【マジカルネコニャンニャ中毒】(DVD-BOXエディション)
原作:なるみなるみち
あらすじと設定を簡潔に紹介しよう……!
主人公のユータ、男子中学生、メガネが雨の日に怪我した白い子猫を拾い、シロと名づけて自宅で保護することにした。野良猫集団に襲撃襲われたシロを非力ながらも守ろうとしたことで主として認められ、契約によって彼女の真の姿、「魔女」を知ることになる。
ユータはシロの頼みで、自分の部屋でハーブの栽培などをはじめる。
シロは、長白毛のメスの子猫で金色の瞳をしている。鈴のついた赤い首輪を着けている。
己が主と認めた契約者と己の眷属にだけ真の姿を見せる。長く波打った豊かな白髪に金色の瞳をした赤いゴスロリドレスの幼女。
実際にはすでに八〇〇年以上生きており、空気中の水分や冷気から道具を象り、武器や道具などとして行使することができる。
しかし、対象をよく知っていないと正確にその性能の再現・再構築ができない。
日本には戦国時代頃に南蛮船で渡ってきたらしい。猫に擬態し、船内のネズミとりとして帆船に乗り込むことで中世の魔女狩りから逃れてきた。
固有の能力によって再現可能な道具は村正の槍、自己否定の鏡(西方の呪具)等。
近代的な家電製品などは仕組みがよくわかっていない。
猫としての彼女は「猫嫌いの猫」。人も苦手で基本的に臆病。
あまり他者と深く関わりを持ちたがらない一方で、ユータにだけは心を許すようになる。
博識だがあまり饒舌ではない。どうしてもユータに伝えたいことがあるときには「魔女の口づけ」(契約者と互いの舌を接触させることで意識の交流ができる。傍目には猫と匂いを嗅ぎあっているようにしか見えないが、主にとっては相手の真の姿が見えるだけにちょっと刺激的)によって考えや気持ちを伝える。ユータが好き。
強大な魔力を有するが、家猫となった時点で消費した魔力を大きく回復する手段がないため、よほどのことがない限り力をセーブしている。
魔女は基本的には地脈から力を得るため、縄張りの範囲やその土地の性質がそのまま魔力源と直結する。
具体的には自然豊かで、魔法の材料となるハーブが自生していたり、古くから聖所として大事にされてきた場所などが魔女の力に大きく作用する。
ユータの妹ミズキは、小学五年生。彼女にはシロは子猫にしか見えていない。
シロがユータにしかなつかないのを面白くなく思っているが、猫じゃらしやマタタビなど買ってきたりして何かと気にはかけている。
両親は猫を飼うことにあまり好意的ではなかった。父が母を宥め、ユータが責任をもって世話することが条件でシロは家猫となった経緯がある。
マサムネ。キジトラ♀で隻眼。ユータが暮らす「横町」はもともと彼女の縄張りだったため、よそ者のシロを侵入者として排除しようとしている。
魔女としての正体はもちろん幼女で、茶色い作務衣を纏っている。
濃茶と黒毛ツートンのショートカットで、肌は日焼けしている。
刀の使い手で戦闘能力に長ける。
両手二本と見えない魔力の手八本、最大計一〇振りの刀を同時に操りこなすことができる。間合いはあくまで手で振ることができる範囲だが、刀を相手に向かって投げつけることもできる。
使用する刀はそれぞれ備前景秀、備前忠光、来国光、相州廣光、新刀正宗、藤四朗吉光等の名を持つ。元となった刀の真贋は不明。いささか乱暴な正確で男口調。
普段は野良猫としてふるまっている。地域の保健所や保護団体から幾度となく追われてきているが、子分たちとともにうまく逃れ、現在は剣道場の軒下にいついている。
ツナ。マサムネの子分。好戦的なマサムネと比べ、武よりも知略を重んじる軍師タイプ。
シロがユータの家から出ないならわざわざ争う理由はないと内心では考えている。
交渉術にも長けるが、マサムネの不興を買っていっとき出奔することになる。
シズ。灰白の♀。真の姿は銀の神の巫女で、呪札を用いた巫術の使い手。隣町(中町)の神社の境内を領域としており、縄張り拡大を狙うマサムネとは度々小さな衝突を繰り返している。
通学路の神社をたびたび訪れていたユータには比較的好意的で、シロを守るための助言をしたりする。しかし、このことがシロの嫉妬を頻繁に招くことにもなる。
クロ(クローチェ)。戦国時代にシロとともに日本に逃れてきた古い顔馴染みの魔女。
大教会に追われながら全国を津々浦々逃れてきたが、シロとはぐれてしまった。
髪の色が黒いこと、ドレスが青いことを除き、シロと瓜二つの外見をしている。
暗黒の炎を自在に操り、シロを苦しめてきたマサムネを一撃で瀕死の重症に追い込むほどの強大な力を持つ。
大教会。大昔からシロを追ってきた西方の使徒の強大な組織。
大教会から再び介入を受けるようになったことで、シロはユータの前から行方をくらましてしまう。
マリエ。ボスであるクラーメル神父に仕える大教会の刺客で、数々の拷問器具を武器として駆使する。決め台詞は「魔女には主の鉄槌を!」
茨様。黒髪碧眼の幼女。マリエのパートナー。
レヘイサム(名無し)。終盤あたりで登場する謎の黒い子猫。青と金色のオッドアイ。
藍染の渦巻き模様の首輪をつけている。その正体はアイヌの神でシズの友人。
真の姿は黒髪、雪のような白い肌に青と金色のオッドアイでアイヌ装束を纏っている。
シロが行方をくらました後、ユータとパートナーになる。
涼子はこれの録画をなんども見て日本語をおぼえた。当然だが漢字は書けない。
シーズン2のスタートをあまりに楽しみにしているので、キツネは真実が伝えられない。
配給会社が原作者にキレたので、二期の放送はもうないことを。