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四章【たったひとりの軍隊】(1)
本作品における最終章、狂気の時間のはじまりです。
わたしのたったひとつの希望を打ち砕き、わたしを殺したのは、だぁれ?
知るか、わたしには関係ない!
許さない許さない嘘つきは許さなぁい
知るか、わたしには関係ない!
わたしは、わたしを傷つけたものその存在のすべてを許さない
おまえらはやさしさでわたしを傷つけた
よってたかってやさしい嘘でわたしを騙し、わたしを止めようとした
知るか、わたしには関係ない!
最後はただ遠ざけて、自滅させようとした。だから許さない!
知るか、わたしにはそんなこと考えちゃいない!
わたしから大切なものを奪ったから、わたしも奪ってやる
やさしさなんていらないんだ、いらない。わたしはいらなぁい
うるせぇ
わたしに興味をもたなかったから許さない
おまえが嘘つきだ!
両者はともに咆哮した。
次話からしわじわとメンタルにきますので、注意してお読みください。気分が悪くなったら読むのをやめましょう。