表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺はドMに目覚めない   作者: 幸運を殺す者
57/66

第五十六話 確認と成長の実感

明日からの調査依頼ではフリークと二人きりでの行動となる。

あまりにも体が変化してしまうため白光の巨腕、狂化、獣化の便利三点セットは使えないというか使いづらいだろう。


レベルは・・・確認してからあの鏡の虫以外は倒していないので変化はあまりないと思うが、スキルに変化はあるかもしれない。

実際に使った感覚で糸の本数も増えていた。

確認はしておくべきか。


「ステータスオープン。」


Lv35 ナイ

年齢8

職業 冒険者

ライフ 96/96

魔力 240/240

攻撃 102+5

防御 85+5

魔法攻撃 0

魔法防御 0

素早さ 107+5

運 8


スキル一覧


・短剣装備時攻撃上昇Ⅱ・短剣装備時素早さ上昇Ⅱ


・短剣攻撃時攻撃上昇Ⅱ・短剣攻撃時素早さ上昇Ⅱ


・無手時攻撃上昇Ⅰ ・無手時防御上昇Ⅰ


・無手時素早さ上昇Ⅰ ・無手攻撃時攻撃上昇Ⅰ


・無手攻撃時素早さ上昇Ⅰ ・一対の刃 ・飛来刃


・武器眷属化 ・眷属武器召喚 ・眷属武器解除


・離さない手 ・血毒の防皮Ⅴ ・白光の巨腕Ⅲ


・糸製造Ⅴ ・毒製造Ⅳ ・狂化 ・獣化


・ストリングⅢ


・闇の精霊王からの贈り物『ライフイズペイン』


※括弧内は本人のみ閲覧できます



レベルが1しか上がっていないにも関わらずステータスの上昇総量が46。

30から34の時のステータス上昇総量は42だった。

4で割ると小数点以下にくい込む・・・

レベル1あたり10だとしたとしても35〜36の多く増えている分が謎だ。


35〜36の上昇は5の倍数か5のつくレベル時に貰えるボーナスみたいなものか。

キリよくもらえているなら数字は35の方がわかりやすい。

つまり今回のレベル1で上がったのは11?

逆算していくと31〜34レベルの間で33上がり、30レベル時では9上がっていたとするなら合うか。


まあ明日からは戦闘の機会が多いだろう、そこでこまめにステータスを見てみることにしよう。

答え合わせはその時でも遅くない。

運は一向に増えないな。

死にたがっていて死ねてないんだ、そりゃあ運が悪いのも頷けるのだが。


はっきり見て分かるのは、スキルがかなり強化されているところだ。

白光の巨腕のスキルを得てからほぼ無手で行動していたのもあるのだろう。

無手でのステータス上昇スキルを多く獲得していた。


友の生存を知り存在を知覚したことで、糸製造スキルが強化されたのも体験通りだったようだ。

今までの非では無い糸の量、長さで使えているからな。

毒製造もそれに伴って上がったのだろうが、魔力消費を考えると使う機会がない。


血毒の防皮の方が毒としては劣るのかもしれない。だが魔力を消費しない点と攻撃的な汎用性が圧倒的に高いという二点で、使用率の逆転はありえない。

しかし戦闘系のスキルは中々に素直に上がってくれているように感じる。


相手が高クラスな上に文字通り命を投げ捨てる覚悟というか、投げ捨てるつもりで戦っている影響もあるだろうか。

ストリングが強化されたのは使用率の高さもそうだが、繊細な動作が多かったからかもしれない。

峡谷をヘレナを支えながら降りた時や、果物を採った時など活躍の場面を思い出せる程だ。


しかし今考えた強化を実感しつつ実際に上がっているスキル全てが、便利三点セットを除くものであるのはかなり大きい。

そのうえ糸関連とナイフは相性もいい。

体感的にストリングの操作性の邪魔にならない絶妙な重さでもあるからだ。

あの鳥、スワローアローだったか。

乱戦時に糸でナイフを操作して飛来刃を使う戦い方も、遠距離攻撃として考えるとかなり万能だ。


これは戦闘経験の浅さを言い訳にすればかなりやれている気がする。


そもそも生態調査が主軸であるし、体に傷すらつけてくれない論外との戦闘も多そうだ。

これだけあれば十分過ぎるくらいだろう。


さらにはフリークの武器はあの大きな斧槍だ。

彼に前衛を務めてもらい、中後衛のような役割で死角をフォローすれば文句は言われまい。

武器のリーチの長さゆえの接敵の弱点すら、彼に近づきナイフを構えるだけで補える。

もしかしたら彼とは共闘の相性がかなりいいかもしれないな。


最近魔物との戦闘にも喜びを感じつつある。

彼との共闘は素直に楽しみだ。

さらに向かう場所の名がなんとも心を躍らせた。

魔物が好んで巣窟にする氷原・・・


「魔窟の氷原・・・素晴らしい名だ。」


言葉に出してから胸の宝石を見つめる。

まるで同意する時に頷くように光がくるりと反射する。


「やはり気が合うな。待っていろ。」


撫でると一層輝きを増した宝石。

ただの光の加減でここまで意思を顕にしてくれる。


あの実験場で見た、魔物や獣との意思の疎通が出来ないという記録の書かれた紙を思い出してしまい少し苛つくが仕方ない。

こればかりはきっとその命をかけても理解できない者がいることなのだ。

友とは間違いなく会話は交わせている。

その事実だけで、本来死の瞬間を待つだけの生きている時間さえも愛おしい。


陽が昇ってきているため暖かいのもあるかもしれないが、胸の宝石を見つめているだけで心が落ち着き眠くなってしまう。

宝石からほんのりとした熱さを覚えたのを最後にゆっくりと意識は落ちていった。

勝手にランキング 様 に登録しております。

目次/各話下部にリンクがあります。

もしよろしければ応援のクリックをお願い致します。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ