表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
剣術武術魔法の世界の転生者  作者: 椎名南凪
3/37

特殊能力

 授業が終わった。


 さぁいよいよ剣術の授業だが何を用意するのかもわからない。


「なぁアスカ、次の授業で用意するものとかある?」


「特にないわよ、本当に記憶なくなってんじゃない?」


 冗談めかしく話してくる、本当に何もわからないのだが。とりあえず、みんなが移動を始めたので俺も移動することにした。


「ライまた体育館に穴開けんなよ。」


「カイルよ、あなた友達でしょ」


 ナイスアスカ、と心の中で囁く。


「おぉよ、次は穴なんかあけないぜ。」


 ってか穴ってなんだよ頭ぶつけただけかと思ったが穴も開けてたのか。一体なにが起きたのか誰か説明してくれ。と思ったが女神さまは反応なしだ。隠しスキルってもの気になるしとか考えてるうちに体育館についた。体育館はすごい広さだ。そこにドでかい穴が開いていた、壁ではなく床に。


「アスカ、あの床の穴ってもしかしておれがやったの?」


「そうよ、どうやったかは分からなかったけどそこに穴が開いて壁に激突して気絶したの。」


 ふーむ、考えられるのはやっぱ隠しスキルの発動だろうな。


<<そうです。>>


「うわ!」


「どうしたの?急に驚いちゃったりして」


「いやなんでもない」


<<女神様ですかいきなりびっくりしましたよ>>


<<あなたの隠しスキル、それは相手の背後に瞬時にまわって軽くたたくだけで気絶させることのできる能力です。>>


<<じゃぁ、あの体育館の穴は瞬時に回ろうとして地面を蹴る力だけで開けたのですか?>>


<<そうなりますね。頭をぶつけたのはスキルのターゲットが決まってなかったからです。>>


<<そうだったのか。>>


「さぁこれから剣術の訓練を始めるまじめにやらないと魔物どもに殺されかねんからまじめにやるように。」


 先生がきつい口調で言う。いつの間にか授業が始まっていた。


「まずは、二人一組を作ってくれ。」


「アスカ組もうか。」


「この前みたいに一人で気絶しないでね、訓練にならないから。」


 スキルが分かったからもう頭をぶつけることはないだろ。


「それでは始め!」


 みんなが一斉に剣をもってカキンカキン音を鳴らしている。


 これって真剣か。授業で真剣使うって危なすぎないか?


「セーイ!!」


 アスカが振り下ろしてきた俺も何とか応戦する。

 スキル使ってみるか、力の加減で穴は開かないだろ


「よし。」


 っと意気込んだ刹那、俺はアスカの背後に回っていたそして軽くチョイっと指先で首筋あたりを押してみた。アスカは膝から崩れ落ち気絶していた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ